神覚者代理の帰省 ページ16
Aside
＿＿＿＿＿週末
週末、私は実家に帰っていた。
一ヶ月に一度帰る約束で、今日はその日だったのだ。
……まあアヴィお兄ちゃんは外国での仕事が多いので、帰ってくるのは一年に三回ぐらいだけど。
「A！」
『お兄ちゃん！』
ヴォーズお兄ちゃんが、家の門の前で待ってくれていたようだ。私に向かって大きく手を振る。
「おかえり。元気だったか？」
『元気だったか……って、昨日魔法局で会ったばっかりでしょ』
抱きついてくるお兄ちゃんに言う。
『オーターさんに迷惑かけちゃダメだよ』
「オーターイケメンすぎて辛いよね」
『話聞いてる？？』
「イケメンなのは顔だけじゃないんだよ？いや勿論あの切れ長の目とか癖っ毛の髪とかも最高なんだけど、嫌って言いながら色々助けてくれるところがいいよね。魔法使ってるオーターはさらにカッコよくて」
『そうだね！！オーターさんカッコいいね！！』
オーターさんの事となると限界オタクになるからなあ……ほどほどのところで止めないと止まらなくなるんだよね……
「じゃあ中に入ろうか。手紙とか沢山来てるから、まずはそれの整理からな」
＿＿＿＿＿屋敷
お兄ちゃんと一緒に私の部屋に向かう。
机の上には、この一ヶ月で届いた私宛ての手紙が積み上げられていた。
他の貴族の人たちからの手紙が大半だけど……
『……うーわ』
「どうした？」
中には、神覚者代理を辞めろとか……そういう手紙も混じっていた。
人は特例に弱い。
だから、今まで自分が神覚者代理だという事は、あまり言ってこなかった。
でも、秘密というのはどこから漏れるかわからない。
……大方、魔法局の上層部のおじいちゃん達だろうけど。
「今すぐそいつ絞めに行ってもいい？」
『ダメに決まってるでしょ。てかこの人匿名で出してるから分かんないし』
「今すぐその手紙から指紋割り出してやる」
怖。
そんなお兄ちゃんに呆れてため息をつき、窓の外に目を向ける。
そこには、のどかな自然が広がっている＿＿＿＿＿はず、だった。
『……お兄ちゃん、なに、あれ』
「……っ！」
窓の外に＿＿＿＿＿武装集団が、家を包囲しているのが見えた。
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ミルメーク(プロフ) - 完結おめでとうございます！新作是非描いてもらいたいです！そこでリクエストなのですがウォールバーグには姉がいてアダムの第一弟子でイノゼロの初恋相手ーみたいな感じで書いて欲しいです！ (4月27日 16時) (
レス) @page49 id: b3b06100e3 (このIDを非表示/違反報告)
山羊のサーカス(プロフ) - 完結おめでとうございます！最高の作品でした！！本当にありがとうございました！ (4月27日 10時) (レス) id: ed09130390 (このIDを非表示/違反報告)
梨花 - 最高すぎます💕💗💓ニヤニヤがとまりませんよー！お体に気をつけて更新頑張ってください！！ (3月30日 21時) (レス) @page5 id: 8453adea14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tonight | 作成日時：2024年3月28日 14時
