冷たきヴィランは仮面を被る。【深海の商人】 (ページ6)

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RuggieBucchi’s Birthday ページ6

こんにちは！tonightです！
最近更新が止まってしまい本当にすみませんでした……

そして、今回はラギー君の誕生日番外編です。大遅刻……許してください。泣

元々ドーナツネタで行こうと思っていたので、公式と被っていることに一人で青ざめてます笑
頑張ってだらだら続けないようにするので、温かい目で見守っていただけると嬉しいです！

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Aside

今日はラギーの誕生日だ。
だから俺は、ラギーをあることに誘った。

それは……

「ドーナツを作る……？」

『ああ。楽しいだろうから、ラギーも一緒にって思ったんだけど……』

そう、俺はラギーをドーナツ作りに誘っていた。

『場所はハーツラビュルのキッチン。トレイ先輩が色々貸してくれるって』

我らがセコムであるトレイ先輩は、当初俺が調理をするのを頗る嫌がっていたが、なんとか押し切って実現した形だ。

俺赤ちゃんじゃないんだからさ。いい加減信用してほしいよね。

『どうだ？やってみないか？』

「もちろんッスよ！Aからの誘いに断る理由はないッスからね！」

『じゃあ今日の放課後な』

「はいッス！」

＿＿＿＿放課後

ラギーと合流した俺は、2人でハーツラビュル寮まで向かう。

『先に言っとくけど、俺の料理の腕信用すんなよ。トレイ先輩に見つかったら怒られそうだけど計量とかめちゃくちゃ大雑把だから』

「そんな事は分かってるッスよ。この前の魔法薬学でも計量適当にやってクル先に怒られてたし」

『いやあれは誤差』

ただし、今回ばかりはちゃんとやろう。
なにせこれが、ラギーへの誕生日プレゼントの一環なのだから。

俺達がキッチンに着けば、トレイ先輩がすでに待ち構えていた。

『な、何ですか』

「手はしっかり洗う。エプロンとマスクを着ける」

『そ、それぐらい分かってます』

「計量はちゃんとしような？」

『ゔ』

トレイ先輩の笑顔が怖い。
というか俺、トレイ先輩の前ではちゃんと計量してるのに……！

どこでバレたんだ……！？

トレイ先輩は笑顔のまま、俺の肩をガシッと掴んだ。

「俺たちセコムに目の届かない場所はないんだよ」

『ひぇ……』

「……もはやストーカーッスね」