・ ページ7
Aside
ジャックが狼になった。
「ガウガウッ！！ガルルル！ガウッ！」
人語は話せないのか。
「なんだと！？ぐぁっ！」
ジャックがレオナさんに突進してくれたおかげで、隙ができた。
魔法の効果が始まってから他人に使うと、魔力消費量がとんでもない事になるから、本当は使いたくないけど……ラギーのためだ。
『
「
俺のユニーク魔法でレオナさんのユニーク魔法を無効化したのち、リドルの首輪がはまって、レオナさんはしばらく魔法が使えない状態になった。
「がはっ！ゲホゲホッ……！」
倒れそうになるラギーを慌てて支える。
「A……」
『あとでちゃんと話そう。今はとにかく息しろ』
ラギーをその場に座らせて、背中をさする。咳はだいぶおさまってきたようだ。
「2人ともさすが！レオナくんの魔法が止まった！」
「セベク、俺たちは他の怪我人を外へ運び出すぞ」
「偉そうに僕に指図するな、シルバー！」
シルバーとセベクは、他の怪我人の介抱にまわった。
「クソが……っ！ライオンであるこの俺に、首輪だと……！？ジャック！テメェ変身薬なんてご禁制の魔法薬どこで手に入れた？」
「“
「は……魔法で本物の犬ッコロになれるって？そいつぁユニークだ。本当にな！」
「レオナ先輩……俺は……俺は！あんたに憧れてこの学園を目指した！」
……この人に憧れてる人なんていたんだ((失礼
「俺の憧れたあんたは、どこにいっちまったんだ！？」
「勝手に俺に夢見てんじゃねぇ……うぜぇな……」
「ボクも人のことを言えた義理ではないけどね。今のキミは見るに堪えない。謹慎部屋に入って、少し頭を冷やすといい！」
「……お前らに何がわかる？兄貴みてぇに俺に説教たれてんじゃねェよ……」
「フン。お主のような男には、王冠よりその首輪がお似合いじゃ。サバンナの王者のライオンが聞いて呆れるわ」
リリア先輩、結構言うじゃん。こんな人だったっけか……？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 47人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：tonight | 作成日時：2024年1月30日 11時
