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Aside
言い過ぎたかな……
……いやでも、セコムにはこれぐらいが丁度いいんだ←
頬をぷう、と膨らませると、唖然とした顔のままケイト先輩に写真を撮られた。
……しれっと撮るなよ。
誰も何も言わないのが気まずくて、腰を抜かして床に座っているリドルの横に座って顔をうずめた。
「失礼します。エースとデュースいますか……って、どんな状況すか」
顔を上げると、さっき鏡舎で別れたはずのジャックとラギーが来ていた。今の状況を見て戸惑っている。
そりゃそうだよな。今の光景カオスだもん。
「どうしたんスか、A？リドル君と並んで床に座っちゃって」
ラギーがこっちに来て、俺の頭を撫でる。空いた手で、何故かリドルの頭も撫でていた。
『……ん』
俺は黙って、先輩2人がいる方を指差す。
「あ〜……なるほどね……反抗したんスね、A。で、今Aは拗ねていると」
『……別に拗ねてない』
「拗ねてないって言う人ほど拗ねてるんスよ〜？よーしよし」
わしゃわしゃ、と俺の頭を撫でるラギー。
それが心地よくて、なんだか一気に眠くなった。
『リドル……』
「ふふっ、何だい」
『何でもない……』
リドルが俺の頬を軽くつついた。
しばらくして、放心状態から解放されたトレイ先輩がこっちに来た。
「……A、その……悪かった。鬱陶しかったよな」
「ガチでごめんね……まさかそう思われてるとは思わなくて……やりすぎだったよね」
ケイト先輩も続く。
俺はラギーに頭を撫でられながら返す。
『……別に、言う事言ったんで気にしてないです』
「あ〜あ〜、Aも素直じゃないッスねぇ。心配してくれて嬉しかったんでしょ？ちょっと過保護すぎただけで」
ラギーはまるで、小さな子どもをあやすように言う。
『……ん』
確かに事実だったから、小さく頷いた。
「ねえトレイくんどうしよう……うちの子可愛すぎでしょ！？」
「同感だな。俺はこの上なく幸せだよ」
「……反省してるんスか？」
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作者名：tonight | 作成日時：2024年1月30日 11時
