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Aside
「イソギンチャクさん。こちらオーダーお願いします」
「悪いが、ドリンクを運ぶのが先だ」
「混んでるんだし、注文くらいアンタが取れっての！何でもかんでもオレらにやらせてのんびりしやがって」
ジェイドの呼びかけに反発したエースとデュース。
さすが問題児。
「イソギンチャクの分際で、口答えとはいい度胸ですね」
ギュインギュイン……
「いでででで！！」
「イソギンチャクを引っ張るのはやめろ！」
ジェイドが2人のイソギンチャクを引っ張り始めた。
「僕はアズールに新人指導を言いつけられていますから。口答えする生意気な新人には躾をしなくては」
ギュインギュイン……
うーん。さすがに痛そうだな……
『……ジェイド』
「何でしょう」
『それぐらいにしておかないと、今度一緒にキノコ採りに行ってやんないからな』
「おや……それは大変だ」
ジェイドはイソギンチャクを引っ張るのをやめた。
正直……この話がそんなに効くとは思わなかった。キノコ好きすぎるだろ。
「言う事聞かない困ったちゃんは、オレたちが絞めていいことになってるんだよねぇ〜」
「チッ……新人いびりを見せられて気分が悪いって言ってんだよ」
「じゃあ、お前らがコイツらの代わりに店を手伝ってくれんの？」
『えっ、やりたい』
「金儲けの時間ッスね。シシシッ」
ユウとジャックが混乱する中、自ら名乗りをあげた2年。
先輩らしくないだろうか。
「あっ、それいい。それでいこう！今から臨時で手伝いをするってことで」
「てめ、何勝手に決めてんだ！」
1年生がちゃんと話し合ってる反面、
「ちなみに月給いくらッスか？？」
『ねえジェイド、俺が着たオクタヴィネルの寮服あるよね、あれもう一回着たい！』
2年の柔軟さ……なのか？
「真面目に働いてくれるなら、僕らは誰でも大歓迎ですよ。寮服は予備がありますから、あとで着替えに行きましょうね」
『うん！！』
「(よかったです)なんて可愛い生き物なんでしょう……」
『……あ“？』
うんうんジェイド君、なんかセリフが逆じゃな〜い？？
「……今すぐ着替えに行きましょうか」
『わーい』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ごめんなさいこのお話抜けてました💦
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作者名：tonight | 作成日時：2024年1月30日 11時
