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Aside
「アズール君もやっぱそう思うッスよね！？」
「ええ。栄養バランスの面で見れば素晴らしいランチなのですが……」
うん。
これ、すごくヤバい流れなのでは？
「「量が足りない」」
『だから、俺はこれで十分なんだって！！』
俺はおかしくない。お前らがおかしいんだ。
「Aさん。あともう一つだけ、パンを食べてみませんか」
「その半分でもいいッスよ。もう半分はオレかアズール君が食べるから」
だんだんお母さんに見えてきた。
でも、セコム2人いるんで。間に合ってます。
『いや、ホントに足りてるの。大丈夫なの』
「ふっふっふ……そう言うと思ってたッスよ」
ラギーは持っていた袋の中から何かを取り出した。
ジャーン！
そう言いながらラギーが取り出したのは……4個パックのヨーグルト？
「さっき購買で買ってきたんス。これならAも食べれると思って」
ラギーはポケットからペンを取り出して、パックの蓋に何か書いていく。
そこには、左上から順番に、昼、夜、朝、昼、と書かれていた。
「これあげるんで、自分のご飯食べ終わったらこれも食べるッス。今は昼だから、昼って書いてあるやつを食べる。夜ご飯を食べた後に、夜って書いてあるやつを食べる……っていう風にね」
「確かに……ヨーグルトならパンなどの炭水化物より食べやすそうですしね。胃の負担にもなりませんし」
『……ありがと』
「それ食べ切る明日の昼になったら追加のを渡すッス」
……ん？
そのお金……
『待ってお金払うわ、いくらだった「いらないッスよ」え？』
「それオレの金じゃないんで。レオナさんの」
は……？
『レ、レオナさん……何でよりによって貸しができそうな「誰が何だって」ガチか』
まさかのご本人登場。
いつも植物園で寝てるじゃん！！
何でいるんだよ。
「それ食ってちょっとでも肉つけろ、喰いがいがねえ」
『喰う！？』
俺レオナさんに食べられるの？
「も〜、レオナさんったら素直じゃないなあ。Aが心配なだけッスもんねー？」
「……チッ」
サバナクローの人って全然素直じゃないよね。ジャックとか。
「……貸しがあるのは俺の方だろ」
『……え？』
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作者名：tonight | 作成日時：2024年1月30日 11時
