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Aside
「ユウ、ジャック、それにAにラギーも！オレ様たちを助けにきてくれたんだゾ！？」
俺はラギーと目を見合わせる。
完全に見つかってしまった。
「勘違いすんなよ。俺はここにいる全員が気に入らねぇんだ。アコギな取引を持ちかけたヤツも、他人を頼ったお前らも、どっちの味方をする気もねぇ！」
「お前、何しにきたの？」
「いや、オレ様……ジャックの言葉で目が覚めたんだゾ。実力で勝負すればいい！つまり……アズールから実力行使で契約書を奪って破り捨てれば無効なんだゾ！」
いや目が覚めたとは。
正直俺は、アズールの言ってることの方が正しい気がするんだが。
「完全に自業自得なのにアズール君から契約書を奪おうとするなんて……ヤバいヤツらッスね……」
ほらラギーも引いてるぞ。
ｽｶﾗﾋﾞｱA「得意魔法がないとはいえ、こっちは人数がいるんだ！やっちまえ！」
「アッ……ダメだこの人たち……意識が低すぎる……」
結莉さんって、この学園では意外とまともな方なのかな。
「やれやれ……あまり手荒な真似はしたくないんですがね。ジェイド、フロイド。少し遊んであげなさい」
「かしこまりました」
「コイツら全員絞めていいの？あはっ、やった〜」
『よーしお前ら、意識低すぎるから一回絞められてこーい』
「なんて掛け声ッスか」
＿＿＿＿＿数分後
「どいつもこいつも弱ッ。絞めがいがねーなぁ〜」
「まるで無力な稚魚の群れですね」
「アズールってヤツ、どんだけ色んな魔法が使えるんだよ！？反則じゃん」
「アズールの持つ金色の契約書が、エースたちの攻撃を全部弾いてんのか？」
日頃から、自身がどれだけ得意魔法に頼ってたかわかるな。
「火を出さないグリムとか、ただの狸だわ」
「ふなぁ〜……オレ様は狸じゃね〜……きゅぅ……」
いや狸じゃん。
「みなさんはこの“
なんでこの学園って、こういう奴しかいないんだろう。
ロイヤルソードアカデミーはそんなことないんだろうか。
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作者名：tonight | 作成日時：2024年1月30日 11時
