3話 ページ6
Aside
『…ふふ、』
「いつになく嬉しそうじゃの」
『…��子、いたんだ』
「うむ。さっきからずっと後ろについておったぞ」
『マジ？そんな浮かれてたんだ私…』
今日は、愛しの立原が戻ってくる日だ。
今こっちに向かっているらしい。
「じゃあ儂はギレットの拷問にでも行ってくるかのう」
『いってらっしゃい。またあとでね、��子』
次会ったときに��子が大泣きしていることを、この時の私はまだ知らない。
しばらく歩くと、耳元で澄んだ鈴の音がする。
「おやAさん」
『…条野さんですか』
「ですかとは何ですか」
『鐵腸さん見ませんでしたか？用があるんですけど』
「ああ…」
条野さんは顔を歪める。
何かあったんだろうか。
大きなため息をついてから、条野さんは言った。
「鐵腸さんなら、入口で蟻を観察していますよ」
＿＿＿入口
『あ、鐵腸さん。探しましたよ』
「…Aか。どうした」
『それはこっちの台詞です。何で蟻なんか……』
キイイイッ。
バイクのブレーキの音がした。
「…A」
『？はい』
「帰ってきたぞ」
ほら、そういって鐵腸さんは音のする方を指差す。
『…立原、』
彼はゆっくりとこっちを向く。
『…おかえり』
私が言うと、彼は優しく笑って、
「…おう、ただいま」
と返してくれた。
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紅て漢字見た目良くない？(プロフ) - 漫画立原の見た目がタイプで私も立原くんが好きになりました！猟犬立原の猟犬の5人目明かすシーンはちょっと好きにさせようと完全にねらってきてましたよね (7月22日 19時) (
レス) @page6 id: 9e74623cf5 (このIDを非表示/違反報告)
松原来愛(プロフ) - 面白い・・・・!立原好きです!他の人が濃すぎて埋もれやすくないですか、立原くん。かっこいいのに・・・。 (7月22日 17時) (レス) @page6 id: a16c2d859c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tonight | 作成日時：2023年7月21日 14時
