36話 ページ46
Aside
＿＿＿一日後
執務室でパソコンに向かっていると、傍に置いたスマホが震えた。
今いいとこだったのに……出なくてもいいかな。
そう思いながらディスプレイを見ると、”安吾”の文字が目に入る。
……出なきゃな。
《もしもし、Aさんですか？坂口です》
『やっほー安吾。どうしたの』
《今から云う場所に来れますか？モンゴメリさんの”部屋”で話をする事になったのですが》
『今から？』
《できれば》
『おっけー。立原あたりに仕事丸投げするわ』
「うわ最悪！！」
《最悪すぎる》
『安吾に投げてもいーい？』
「自分でやれや」
《自分でやりなさい》
『はいはい、判りましたよ安吾ママー。電話切るよ……って立原居たの？声かけてよ』
「そうだなー。”立原あたりに仕事丸投げするわ”のあたりから」
たしかに云われてみれば、途中から安吾以外にもツッコまれていたような気が…
『んじゃよろしく』
「”んじゃ”じゃねえよふざけんな！てかお前どこ行くんだよ」
『んー？安吾のとこー』
私がそう云うと、立原はゾッとした様子で後ずさった。
「おまっ、お前……７コも上の先輩に手ェ出して……」
『何か誤解されている気がする』
＿＿＿アンの部屋
『あ、何だ安吾だけじゃなかったんだ』
”部屋”には、安吾のほかに敦君、鏡花ちゃん、モンゴメリちゃんが居た。
「何ですかその僕がまるでぼっちだとでも云いたそうな目は」
『そんなこと一ミリも思ってないもーん』
「貴女の目は正直なんですよ昔から」
……そんなこと初めて云われた。
私は潜入捜査官向きじゃないなあ。
「それで？これから……どうするの？何かあるんでしょう？」
その場を沈黙が流れる。
そりゃそうだ。
この状況を打破するために、敦君たちは”
でも、その唯一の手掛かりであるシグマを死なせてしまった＿＿＿
絶望的な状況なのだ。
すると、敦君が立ち上がった。
「もう一度、手掛かりを探しましょう！何か見落としがあるかも……皆で力を合わせれば、きっと新た、な」
……ドサッ。
『敦君！？』
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紅て漢字見た目良くない？(プロフ) - 漫画立原の見た目がタイプで私も立原くんが好きになりました！猟犬立原の猟犬の5人目明かすシーンはちょっと好きにさせようと完全にねらってきてましたよね (7月22日 19時) (
レス) @page6 id: 9e74623cf5 (このIDを非表示/違反報告)
松原来愛(プロフ) - 面白い・・・・!立原好きです!他の人が濃すぎて埋もれやすくないですか、立原くん。かっこいいのに・・・。 (7月22日 17時) (レス) @page6 id: a16c2d859c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tonight | 作成日時：2023年7月21日 14時
