34話 ページ44
Aside
私は敦君達と別れ、立原達と合流した。
��子は、手に入れた通信機で、地上と連絡を取りに電波の良いところへ行った。
私たち2人が、最下層に残された。
「……おいテメェ」
ヤダ！！いつも私の名前呼んでくれるのに！！
反抗期かな立原君！？
……なんて巫山戯ている場合ではない。
立原の声が、いつもの何倍も冷たい。
「何で窓んとこ居た？何でシグマを扶けた？探偵社と話す必要なんてなかったろ」
『……』
……見られてた、か。
『シグマを生け捕りにしようとしたんだけどね』
「だからって探偵社と話す必要ねえだろ。それに、硬貨爆弾の爆発で��子さんの視線をそらす必要もねぇ。一体何がしたい？」
『……』
弁解の余地がないことは確認できた。
「お前がテロリストの仲間なら、俺はお前の身柄を確保しなきゃいけねえ」
『私は探偵社の仲間じゃないよ。あくまで協力者という味方だ』
私がそう云うと、立原は私から距離をとった。
『立原は、本気でこの一連のテロが探偵社の仕業だと思ってる？私は思わないね。探偵社なら、きっともっと上手くやる。太宰さんも、あの江戸川乱歩も居るんだから』
「……今は関係ねぇだろ」
『大いにあるね。立原のお前、マフィアだと思って考えてごらん』
「……俺はマフィアじゃねぇよ」
『あ、そう』
意外と厄介だな、立原……
でも、ここで退くわけにはいかない。
1人でも多く、探偵社の味方を増やす______！
わざと煽るような口調で、私は続ける。
『そうだもんねぇ？お前はあくまで"ポートマフィアに潜入した猟犬"だもんねぇ。じゃあしょうがない』
「……何が云いたい」
『私は元マフィアだ。それに、猟犬として過ごした時間よりも、マフィアとして過ごした時間の方が長い。まだ、私の心の70パーセントはマフィアだ。私には判るね』
人差し指を、立原に向かって伸ばす。
『首領は、探偵社は無実って考えてたろ？』
「！！」
……図星だな。
『立原、お前は今マフィアに寄っていってる。お前さ、広津さんと銀ちゃん殺さなかったでしょ。上手に演出してたかもだけど、私調べたからね。お前、マフィアに思い入れあんだろ？』
「……」
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紅て漢字見た目良くない？(プロフ) - 漫画立原の見た目がタイプで私も立原くんが好きになりました！猟犬立原の猟犬の5人目明かすシーンはちょっと好きにさせようと完全にねらってきてましたよね (7月22日 19時) (
レス) @page6 id: 9e74623cf5 (このIDを非表示/違反報告)
松原来愛(プロフ) - 面白い・・・・!立原好きです!他の人が濃すぎて埋もれやすくないですか、立原くん。かっこいいのに・・・。 (7月22日 17時) (レス) @page6 id: a16c2d859c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tonight | 作成日時：2023年7月21日 14時
