31話 ページ41
Aside
「お前は……探偵社の。それに……《猟犬》の6人目か。何故私を扶けた？」
開口一番、シグマはそう云った。
「何故？決まってるでしょう。探偵社の為です。探偵社を救うには”
「………知っていたとして……私が素直に話すと思うか？」
『思うよー。だって安吾の異能、そういうの最強だし』
「……特務課のか？悪いがその異能への対策はしてある」
《構いません》
安吾が喋りだす。
《古いやり方を使うだけです。”喋りたくなるまで痛めつける”。種田長官を刺した男に、手加減をする気はありませんから》
……こうなった安吾、怖いんだよなあ…
いつもは優しいくせに、本性を見せてきたというか…
「……刺す気はなかった。ただの脅しだ」
シグマは安吾が映る画面を見て、まるで眩しい物をみるかのように目を細めた。
「………正直、お前のその目が羨ましい。そんな強い目で何かを想う事は私には二度とないだろう」
シグマは天を仰いだ。口元には自虐のような笑みがうかんでいる。
そんなシグマを、何だか可哀想だと思った。
「……何でも訊け。もう疲れた…
結局、何の為に生まれてきたのか、最後まで判らなかったな……」
「……」
《敦君、Aさん。ご苦労様でした》
重い雰囲気を破るかのように、安吾は口を開いた。
《敦君への最後の任務です。シグマを地上まで送り届けてください》
「判りました」
じゃあ私も、どうやってカジノに戻るか考えないと…
「……そんな」
敦君の、絶望した声が聞こえた。
「ここで？このタイミングなのか、ドストエフスキー」
敦君の目線の先には、黒衣をまとった男が居た。
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紅て漢字見た目良くない？(プロフ) - 漫画立原の見た目がタイプで私も立原くんが好きになりました！猟犬立原の猟犬の5人目明かすシーンはちょっと好きにさせようと完全にねらってきてましたよね (7月22日 19時) (
レス) @page6 id: 9e74623cf5 (このIDを非表示/違反報告)
松原来愛(プロフ) - 面白い・・・・!立原好きです!他の人が濃すぎて埋もれやすくないですか、立原くん。かっこいいのに・・・。 (7月22日 17時) (レス) @page6 id: a16c2d859c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tonight | 作成日時：2023年7月21日 14時
