28話 ページ38
立原side
「大丈夫か、A」
『大、丈夫……』
「��子さん」
「判っておる。Aは強化手術をしてないからな、放置してはまずいじゃろ」
Aの異能は自身のコンディションによってその効力が変化する。今は弱っているから、異能を使うこともままならないのだろう。
自身の傷を治癒することもできないのだ。
……誰だよ、攻撃した奴は。
俺たち警察は此奴らを攻撃できない。
ただ、気を抜けば俺はAを攻撃した奴を殺してしまいそうだった。
『…立、原……』
Aは俺の服をぎゅっと握った。
『……駄目、だよ………怒らない…で』
「！！」
俺を見上げるAと目が合う。
俺は、Aが容易に判ってしまうくらい怒っていたのか…
「……ごめん」
『……ん』
……切り替えよう。
今一番ヤバいのは、俺たちが手出し出来ない一般客に兵が混じった事。
つまり何処に潜むか判らない兵の為に、膨大な客全員を避けて進まなきゃならなくなったって事だ。
だが、客を避けて遠回りすれば時間がかかる。それでは起爆阻止が間に合わない…！
「立原」
「は、はいッ！？」
……��子さんが怒っている。
ああ、これは物凄くヤバい流れでは？
「支配人の愉快な放送を聞いたな？あの糞虫、儂等には不届な客共を傷つけられぬと抜かしおった」
「え、ああ……そうですね(ヤバい！！)」
助けてA！
お前の癒しで��子さんを！！
「立原よ、よく覚えておけ。儂等警察は何があろうと市民を傷つけぬ。そして目的も達成する。A、少し動くぞ」
そして��子さんは、俺の襟首を掴むと、凄い勢いで部屋に入った。
俺はAを落とさないので精一杯だった。
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紅て漢字見た目良くない？(プロフ) - 漫画立原の見た目がタイプで私も立原くんが好きになりました！猟犬立原の猟犬の5人目明かすシーンはちょっと好きにさせようと完全にねらってきてましたよね (7月22日 19時) (
レス) @page6 id: 9e74623cf5 (このIDを非表示/違反報告)
松原来愛(プロフ) - 面白い・・・・!立原好きです!他の人が濃すぎて埋もれやすくないですか、立原くん。かっこいいのに・・・。 (7月22日 17時) (レス) @page6 id: a16c2d859c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tonight | 作成日時：2023年7月21日 14時
