25話 ページ35
Aside
『ぐっ……！』
あと少しで止まる…！
そう思ったとき。
体が浮いた。
(え……？)
「頑張ったなA。あとは儂に任せろ」
浮いたんじゃない。
��子に突き飛ばされたんだ。
「ぬぅおぉおおおォオオｫオォ！！！」
『��子！！』
「A！！」
��子を助けに行こうとした私を、立原が止めた。
「��子さんを信じよう」
『……うん』
「ぬうぅっ、オオオお、おォああああらあああアッ！！」
あたりがシンとする。
……航空機が、止まった。
『��子！！』
「��子さん！」
「かかか……儂に相撲勝負を挑もうとは……愚かな……飛行機……じゃ」
ふら……と倒れそうになった��子を慌てて支える。
『��子……助けてくれてありがとう』
「……気にするでない。儂も、今Aに死なれたら困るのじゃ。何せAは、儂の癒しだからの」
『……そっか』
抱きついてきた��子の頭を撫でた。
『……あ、そうだ立原』
「ああ。��子さん連中の次のテロ標的と方法が判りました。連中の標的は_____」
ガコン。
ジャラジャラジャラ……
「嘘だろ……そこまでやるかよ」
機体から、大量の硬貨爆弾が……
ドオオオオオオオオオオオオン！！！！！
あたりに轟音が響き渡った。
��子は私が抱きしめてる……だから大丈夫だ。
でも、立原は？
『��子、大丈夫？』
「大丈夫じゃよ」
『立原は……？』
あたりを見回すが、立原の姿は見当たらない。
……じゃあ、煙の中は？
あんな大量の硬貨爆弾が爆発したら、このフロアはひとたまりもない。だから私は、異能で航空機ごとカジノの外に放り出した。
それでも、カジノの一角は崩れてしまっている。
煙の中に入って、自分が転落してしまう可能性もある。
……下手には動けない。
『立原？いるなら返事して！』
「……いるぞー……生きてるぞー」
微かに、立原の声が聞こえた。
しばらくすると、煙の中から人影が見えてくる。
『立原！！』
「……おう」
煙の中から出てきた立原は、私たちに向かって手をあげる。
「無事じゃったか。では早速だが……テロリスト共の目的が判ったと云っていたじゃろ？其れを聞かせろ」
「判りました」
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紅て漢字見た目良くない？(プロフ) - 漫画立原の見た目がタイプで私も立原くんが好きになりました！猟犬立原の猟犬の5人目明かすシーンはちょっと好きにさせようと完全にねらってきてましたよね (7月22日 19時) (
レス) @page6 id: 9e74623cf5 (このIDを非表示/違反報告)
松原来愛(プロフ) - 面白い・・・・!立原好きです!他の人が濃すぎて埋もれやすくないですか、立原くん。かっこいいのに・・・。 (7月22日 17時) (レス) @page6 id: a16c2d859c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tonight | 作成日時：2023年7月21日 14時
