24話 ページ34
Aside
『立原！！』
腕を掴むと、立原はこっちを向いて、
「……ふう、危機一髪だぜ」
と笑いかけた。
「金属片は止めた。爆風で引っ繰り返っただけだ……痛っつ」
『立原……その手』
直撃を喰らってなかったから良かったものの、手がズタズタだ。
「俺は潜入捜査用に弱い強化手術しか受けてねぇからな…でも大丈夫だこのくらい。Aは大丈夫か？」
『うん…でも立原が』
「お前は強化手術受けてないんだから、直撃じゃなくてもヤバかっただろ？お姫様は大人しく俺に守られときゃいーの」
『なっ……』
たしかに、私は強化手術を全く受けていない。
でもそれは、私の異能で対応できるからであって…
『別に立原に守ってもらう為じゃないもん…』
「はいはい我儘お姫様」
『ほら立原、手出して！！治すから！！』
立原の手を両手でそっと包み込んだ。
『_____蒼き微笑』
だんだんと、手の傷が癒えていく。
あっという間に、立原の手は元通りになった。
「ありがとな」
『うん…にしても硬貨爆弾か……金庫の中身全部が？つまり…テロの道具？』
「だろうな。てことはカジノはその為の施設だ。早く��子さんに報告しねぇと」
_____キィイィィイ！
「……嘘だろ」
『無人、航空機……』
まさか、証拠ごと私たちを轢き潰す気…？
このフロアには何百人という客もいるのに！！
「デカ過ぎる……金属操作でも止めきれねえ…」
『立原どいて！！』
立原の異能じゃデカすぎて無理かもしれないけど、私の異能なら……
______蒼き微笑
『ぐっ……！』
"無人航空機を止める"普通の私なら不可能な事。
でも私の異能は、不可能を可能にする。
本来の私に不可能な事なら、何だってできる______！
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紅て漢字見た目良くない？(プロフ) - 漫画立原の見た目がタイプで私も立原くんが好きになりました！猟犬立原の猟犬の5人目明かすシーンはちょっと好きにさせようと完全にねらってきてましたよね (7月22日 19時) (
レス) @page6 id: 9e74623cf5 (このIDを非表示/違反報告)
松原来愛(プロフ) - 面白い・・・・!立原好きです!他の人が濃すぎて埋もれやすくないですか、立原くん。かっこいいのに・・・。 (7月22日 17時) (レス) @page6 id: a16c2d859c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tonight | 作成日時：2023年7月21日 14時
