22話 ページ31
Aside
『それでその後、条野さんから勧誘を受けてね。その勧誘で、私は猟犬に加入したってわけ』
「……壮絶でした、想像以上に」
『私、別に誇張してないんだけどなー。……さては安吾、控えめに話したでしょ』
「……プレッシャーになってもどうかと思いまして」
『はあ？何それ私が悪いみたいじゃん』
全く安吾は……まあ見たところ敦君感情移入とかしやすそうだし、確かにその判断は合っていたのかもしれない。
残念ながら水の泡と化したが。
『……私は正しい方につきたい。それが彼の人の信念でもあるし、太宰さんにも人を救えって云われちゃったしね』
この戦い。
正しい方はどっちなのか。
『探偵社の再建をしたいと願う君たちの目は真っ直ぐだ。安吾もそっちについてる。安吾は滅多に判断ミスなんかしない』
「じゃあ……協力してくれるんですね」
『いいんじゃないの』
「ありがとうございます！」
『あと敬語外してもらって大丈夫だから。私18だし、敦君と同い年でしょ』
私がそう云うと、敦君は驚いたような顔をした。
少し照れくさそうに、私の名前を呼ぶ。
「じゃあ……Aちゃん。これからよろしくお願いします」
『こちらこそよろしく。……あ、安吾。今の連絡先教えてよ。前のだと繋がんないんだから、不便でしょ』
「……判りましたよ。ったく…そんなに僕の連絡先が欲しいですか」
『やった』
すると、ザザザ……という通信機の音がした。
『みんなちょっと静かにしててね……どしたの立原』
《探偵社の件、大丈夫か？襲われたりとかしてないか？連絡ないからすげえ心配してんだけど》
『あーごめん。見失っちゃったから見回りしてる。��子にもごめんって伝えといて。心配してくれてありがと』
《了解。無事で良かったよ》
通信を切った。
「全く……貴女はよくそんな流れるように嘘をつけますね。太宰君のせいでしょうか」
『は？嘘も必要じゃん！確かにね？我らが天使立原に嘘をつくのは心苦しいけど』
「ふざけてるんですか？」
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紅て漢字見た目良くない？(プロフ) - 漫画立原の見た目がタイプで私も立原くんが好きになりました！猟犬立原の猟犬の5人目明かすシーンはちょっと好きにさせようと完全にねらってきてましたよね (7月22日 19時) (
レス) @page6 id: 9e74623cf5 (このIDを非表示/違反報告)
松原来愛(プロフ) - 面白い・・・・!立原好きです!他の人が濃すぎて埋もれやすくないですか、立原くん。かっこいいのに・・・。 (7月22日 17時) (レス) @page6 id: a16c2d859c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tonight | 作成日時：2023年7月21日 14時
