立原道造生誕祭�� ページ24
Aside
『良いですか？あのドアが開いたらこのクラッカーを鳴らすんですよ？』
「儂も其れ位わかっとるぞ？」
『立原には事前に6時に此処に来てって云ってあるんで…ってもう6時まで2分位しかないじゃないですか』
急遽計画した、立原道造生誕祭。
いよいよ始まりの時である。
ガチャ…
「「「「『立原、誕生日おめでとう！』」」」」
「……は、」
「これは何ともめでたいな！！」
「隊長に誕生日を祝ってもらうとは……羨ましい！羨ましいぞ立原！！」
「実におめでたいですねぇ」
「A、この御馳走はもう食べて良いのか」
『駄目です！乾杯が先ですから…って、唐辛子振り掛けようとしないで！！条野さん助けて！！』
「え……？俺何してれば良いの…？」
こうして生誕祭は始まった。
……全く主役を祝えていないが。
「「「「「『カンパーイ！！』」」」」」
それからが大変だった。
鐵腸さんが料理に絶対合わない調味料をかけようとしたり、隊長の酒の飲み過ぎを止めたり(条野さんが巻き込まれていた)、��子の立原への嫉妬をなだめたり、どうも立原を祝えていない。
寧ろ立原もそっち側だった。
誕生日とは。
それが大体落ち着いてきた時、立原に呼ばれた。
「A、ちょっといいか？」
そう云って立原は、私の手を引いて部屋を出た。
「ありがとな、A。俺の為にこんな用意してくれて」
『いやいや……いいんだよ、私がやりたくて勝手にやっただけだし』
「これ、Aが今朝急にやろうって云ったんだもんな。すげえよ、こんな短時間で」
『あはは……ん？』
これ、Aが今朝急にやろうって云ったんだもんな。
これ、Aが"今朝急にやろう"って云ったんだもんな。
"今朝急にやろう"
……。
『……もしかして、聞いてた？あの会話』
「ばっちり聞いてた」
私としたことが……周りに立原が居ないか確認せずに話すなんて…
『じゃあ何、立原はこれから何があるかわかって此処に来たってこと？』
「ああ」
『終わった』
それはそれで何か腹立つ。
でも我らが天使立原道造なので許します。
すると、立原は意地悪な笑みを浮かべた。
「そんなに俺のこと考えてくれてたんだ？かーわい」
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紅て漢字見た目良くない？(プロフ) - 漫画立原の見た目がタイプで私も立原くんが好きになりました！猟犬立原の猟犬の5人目明かすシーンはちょっと好きにさせようと完全にねらってきてましたよね (7月22日 19時) (
レス) @page6 id: 9e74623cf5 (このIDを非表示/違反報告)
松原来愛(プロフ) - 面白い・・・・!立原好きです!他の人が濃すぎて埋もれやすくないですか、立原くん。かっこいいのに・・・。 (7月22日 17時) (レス) @page6 id: a16c2d859c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tonight | 作成日時：2023年7月21日 14時
