鬼の名を持つ副隊長《2》

元彼と今彼が鉢合うと結構気拙い雰囲気になる ページ40

銀時side

え、何これどういう状況？

〔超意味分かんないんですけど〜。いきなりプロポーズとかマジどん引きなんだけど〜！！何このオジさん、総くん怖い〜！！〕
「「…え？」」

うん、俺もえ？だわ。嫁さん軽い感じ？ギャル系な感じ？
何なのこのＷ沖田の持ってる刀！？片方CV.内○真○でもう片方CV.○来○弘の刀なんて聞いた事無ぇよ！？

《何を言うとんのや鞘子！わしわし、クサナギや！！まさか長い事待ち過ぎてわしの事忘れてもうたんか！？》
「そんなバカな」
「オイクサナギメンバー鞘違いアルか」
《違う！！そんなワケあらへん！なっ、鞘子！！》

いや、どう見ても鞘違いだよね！？そうだよね！？

「あのォ〜差し出がましいようですけど、今更昔の事掘り返すのはよした方がいいんじゃねーですか？」

沖田君…？心なしか目が死んでるような…。

「人には思い出したくない過去もあんでしょうよ」
《そっ、それどー言う事や！！》
「時は流れてるって事でさァ。アンタの時間はコイツと別れた時に止まったままなのかもしれねーが、コイツはもう新しい時を生きてるんですよ。この俺となァ、サーヤ」
〔もォ〜総くん人が見てる〜〕
《サーヤって誰の鞘にぬかしとんねん！！》

…俺は何を見せられているのだろうか？え、昼ドラ？昼ドラなの？目の前で昼ドラ見せられてるの俺？

「サーヤは別に今のままで幸せだし、正直何しに来たんだろっていうか、ぶっちゃけ空気読めてないスよね」
「なんか、元彼と今彼の争いみたいになってきてんだけど」

そうだよね！？やっぱり元彼VS今彼だよねコレ！？俺達ただ鞘返してもらいに来ただけなのになぁ〜！！何でこんな事になってんだよ！！

〔そーよそーよ！総くんは私を救ってくれたの。裏びれたニューヨークのスラム街で客を待ち続けていた私を、誰も相手してくれなかった私を買ってくれたんだから〕
「ニューヨーク！？ニューヨークで売ってたの！？」
『総悟お前…国外に出てたのか』
「前の話でさァ。総鬼がウチに来る前にちょいと行ってな」

隣の後輩君もびっくりしてるよ！そりゃそうだよね俺もびっくりだわ！！

〔くたびれた鞘と彼の大業物、身分違いなのは分かってた、遊びなのは分かってた、本気になんてなるまいって…〕
「何でプリティーウーマンみたいになってんの！？分からないから！小説だと分からないから！！」

あぁもう分かったから！文字数的にも色々限界だから！！後投げていい？投げて良いな一旦カーット！！！

目には目、刀には刀みたいな感じ→←混ぜるな危険と書いてあると混ぜたくなるのは人間の性

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