❤我ながら心配になっちゃうよ ページ40
ジャックside
『ダルメシア!迷子にならないようにね!』
「はぁーい!」
『アップルはジュース買えた?』
「かえた…おいしい…」
『良かったねぇ〜♪あ、マルフィー!そっちは立入禁止だから駄目だよー!ほら、こっちおいで〜!』
「はぁーい♪」
「……いやぁ、どうしようねこれ」
「おまえがふっかけたんじゃねぇかよ…」
いやぁまさか、ここまで面倒見が良いとは思わなかったんだよ…
ちょっとしたおふざけだった。こっそり皆で僕の国のクッキーを食べて小さくなったら、エースはどういう反応するんだろうって……
「おれとアップルははんたいしたんだからな…それをおまえらがむりやりやるもんだから、とんだとばっちりだ…」
「でもかわいいよエイトフット!」
「うるせー!ほめことばになってねぇんだよたんぱんしょたが!!」
きゃー!口悪ーい!エースに聞かれたらどうするのさ!
それにしても子供の相手がうまいなぁ…。僕とエイトフットが「つかれたからきゅーけいするー!」なんて言ったら、『じゃあ飲み物買ってくるね。何が飲みたい?』なんて笑顔で言うもんだから、思わず見とれちゃったし…子供好きなのかなぁエースは。
「つーかみんなこどもまんきつしてるよな」
「だねぇ〜、あ!あのクソりんご、エースにだっこしてもらってる!」
「おちつけって」
買ってもらったココアを飲みながらじとーと見てると、毒林檎がエースの肩越しにフッて馬鹿にしたように笑ったのが見えた!あいつ戻ったら覚えてろよ!!
「ほんと、こまっちゃうなぁ」
なんか皆に僕がやってたことバレて以降、みーんなエースにひっついてくるようになった気がする。マルフィもちょっと前までは美的センスとかで口喧嘩してたのに…林檎に関しては更にうざくなった気がする。ダルはまぁ……変わらずかな。
「えーすはぼくのなのに…」
ちょっとつまんないなあ。
『ジャック!ジョー!船乗るから歩くぞー!』
「はぁーい。…ほらいくぞジャック」
「うん、今行…わっ!?」
僕が立ち上がった途端、エースがこっちに来て僕を肩車してきた。ちょ、ちょっとびっくりした…!
『ダルメシアは居る、マルフィも居る、アップルも居る、ジョーも居る、ジャックは頭の上……よし。じゃあいこっか』
す、凄い…おんぶに片手抱っこして手つなぎしてる…
「(…一番上だ)」
何だかちょっと特別な気分で、少し嬉しくなった。
🐶こんなに楽しいこと初めてだぞぅ!→←♡一日大変になりそうだ
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作者名:九龍 -くーろん- | 作成日時:2022年10月11日 21時