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《リクエスト》女の子でも君が好き -2-【アルハイゼン】 ページ6

アルハイゼンside

「君はつくづく俺の予想を超えた現象に巻き込まれるな」

第一声はその言葉だった。
今朝、アルマを起こしにリビングに行ったカーヴェから耳を劈くような悲鳴が上がり、その大声で叩き起こされたので文句の一つでも言ってやろうとリビングに出たらこれだ。

リビングで寝ていたアルマは女性になっていた。本人に原因を聞いても分からないらしく、胸部の膨らみや筋力が落ちた事以外は特に問題無いとの事だったので、彼はいつも通り家事をこなし、今は俺の部屋で本を読んでいた。

『俺としては退屈な毎日より刺激的でとてもいいんだが』

女性らしい高い声が流れ、細い指先がぱたんと本を閉じる。
じっと俺を見つめる赤色の瞳は凛としていながらも僅かばかり大きく、全体的に丸みを帯びながらもスレンダーな肢体に目が行けば、『見過ぎだ』と本で頭を軽く叩かれた。

「すまない。不快にさせただろうか」
『不快ではないが擽ったい。肉体に引っ張られているのか、今の俺は君に異性としての魅力を感じている。そんな状態で君からまじまじと見られたら、理由の無い羞恥心が込み上げるんだ』

ほぅ……?そうだったのか。それはとても興味深い。

「アルマ」

本を閉じ、トンとソファの隣を叩く。彼は俺の意図を察したらしく、何も言わずとも隣に来てストンと腰を下ろした。

『興味が湧いたのか?』
「あぁ」

女体に関しての知識は一通り学んでいるが、こうして近くで観察するのも、触れるのも中々無い。
それに俺は異性を好きにならず同性、しかも人外の彼を愛してしまっているから、今後異性に欲を唆る事も無いだろう。

だからこそ興味が湧いた。好意を抱いている者の女性としての肉体は、どんなものなのだろうかと。

『君の好きにするといい。俺は君に触れられる事に抵抗は感じていないからな』

マントを外す彼が自分の胸をそっと持ち上げる。豊満な胸は両手からあ触れる程の大きさがあり、彼自身も何処となく興味深そうに己の胸元を見つめていた。

「だいぶ大きいな」
『筋肉の大半が脂肪に変換されているようでね。重くて肩が凝りそうだよ』

…それもそうだろうな。胸元に重しを下げているようなものだろう。これでよく君は家事をいつも通りにこなせたな。
それにしても……そうして自分で乳房を持ち上げる姿は、だいぶ欲を煽られるな……。女体ならではの魅力、というものだろうか。


『……持ってみるか?』

………は?

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ゆらぎ(プロフ) - いえいえ、全然オーケーです!!こちらこそ採用してくださりありがとうございます! (5月5日 1時) (レス) id: 8914fbacd3 (このIDを非表示/違反報告)
九龍(プロフ) - ゆらぎさん» コメントありがとうございます!エヴァは私があまりよく知らない作品でして……申し訳ありません……。ですがシチュエーションはとても良いと思いましたので、そちらを採用させて頂きます!満足にリクエストに応えられず申し訳ありません! (5月4日 10時) (レス) id: 69e5a75295 (このIDを非表示/違反報告)
ゆらぎ(プロフ) - リクエスト受理してくれてありがとうございます!またリクエストでエヴァンゲリオンってできますか?エヴァに取り込まれた主人公組とパイロットの恋人組、みたいな、、?無理を承知ですがお願いします! (5月3日 19時) (レス) id: 8914fbacd3 (このIDを非表示/違反報告)
orchid~オーキッド~ - ありがとうございます!よろしくお願いいたします! (5月1日 13時) (レス) id: 47c56abe73 (このIDを非表示/違反報告)
九龍(プロフ) - orchid~オーキッド~さん» リクエストありがとうございます!話数的に次回に回ると思いますが、書かせて頂きます! (5月1日 1時) (レス) @page50 id: c0b6840b43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:九龍 -くーろん- | 作成日時:2024年3月8日 21時

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