検索窓
今日:3 hit、昨日:26 hit、合計:46,424 hit

疑問は解決する為にある ページ31

太宰side

清々しい程の晴天!晴れ渡る美しい空!!嗚呼……なんて…!

「素晴らしい心中日和!!「太宰……」そう睨まないでよ国木田くぅ〜ん」

睨んでくる国木田君に口を尖らせながら、私達はとある港へと足を運んでいた。
そこは漁業が盛んな港として有名な港だ。沢山の船が魚を運搬する為に存在する一方で、役目を終えて鎮座する廃船も数多く存在する。

「それにしても、こんな所に手がかりがあるのか?」
「こんな場所は色々と取引先になりやすいのさ。特に廃船の中とかは絶好の会場だね」

名が少し売れてきた程度の組織とかは、このような場所で取引をよくしていた。昔は私も色んな所で話したものさ。

「でも、船で取引してた形跡があるって誰から聞いたんですか?」
「私には私なりの情報網があるのだよ賢治君」

ふふん、と胸を張れば「わぁ…!」と目を輝かせてくれる賢治君。純粋で何とも可愛らしい。
…っと、そろそろ着くかな?

体に当たる風が少しだけ冷えたものになる。潮の匂いを運ぶ風が吹く方へと進んでいくと、太陽の光を反射して輝く海が眼前に広がった。


「で、どれが取引き会場の船だと?」

国木田君は腕を組んだまま、じっと私を見てくる。目が、目が心なしか冷たいような……。

「いやぁ〜……流石に此処まで船が多いとは……」

目の前に広がる廃船の数に苦笑すると、国木田君は盛大に溜息をついた。
この広い港の端からズラリと綺麗に廃船が整列している。云うなら視界いっぱいに海と廃船って感じだね。

「肝心の場所に関しては全く情報が出なくてね…。船の特徴は判ったのだけれど……」
「特徴ですか?」
「そう。白地に青のラインが入っていて、側面に"水紋丸"と書いてある船。それが目的の船だ。船は無数にあるがそう銘打たれている船は数える程しか無いように見えるし、手分けして探れば時間もかからないだろう」

見ただけでも三隻、水紋丸と書かれた船が停まっているのが判る。
船を見ていた国木田君が「賢治、お前は外の見張りを頼む」と賢治君に頼んだ後、船の方に歩いて行った。

「俺は右から探る。お前は左から行け」
「はぁーい」

さ、手早く済ませてしまおう。肉体労働は専門外だが、まぁ戦うよりかは楽だしね。

「(却説、何か出てくれば善いけど……)」

起爆、轟音と共に→←次の動きはこうしようか



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (44 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
93人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドッグス , 男主 , 文スト   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:九龍 -くーろん- | 作成日時:2023年1月10日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。