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前の自分について 〜🖤〜 ページ6

エースside

『前の自分、か…』

突然質問されても…。というか此処何処?質問部屋?あ、そうなんだ…。

『前の僕って言われても、僕は前の記憶も引き継いでるから大体同個体なんだけど…』

そういう意味じゃない?えぇ…そう言われても……。…うーん……難しいな。
頭を捻って捻って考えるけど、結構中々言葉が出ない。ん〜………

『……あ〜…前の僕は結構感情豊かなんじゃない?元々人間だし』

今の僕も感情豊かだけど、一枚目はなんていうか…人間臭いと思う。所々口悪くなるし。存在が不安定な欠点はあったけど、一枚目が皆と仲良くしてくれたから今に繋がる所はあると思うよ。
……二枚目?う〜ん……

『二枚目は結構トランプ兵に近づいたよね。結構危ない思考してたと思うよ。…でも優しいと思う』

人の為に泣けるやつ、ていうのかな?結果はどうであれ、二枚目は一番愛されたんじゃない?アップルとジャックと上手く行ってたみたいだし。…ハプニング多めで結構苦労してるけどさ。
こう考えると結構"僕"というトランプ一枚でも違いがあるもんなんだね。いやぁびっくりだよ。あ、そうだ。

『知ってるかい?一枚目は少しタレ目で左目の下に泣きほくろがあったんだ。二名目はほくろは消えたけどちょっと猫目なの。ふふ、可愛いだろ?僕だからこそ分かる違いさ』

あと好きなものだって、得意なことだって違うんだ。マジックが得意だったり手先が器用だったり……意外と違いがあるもんだね。

『こうして振り返ると長いね。いやぁ、君達もよく僕を見てくれてると思うよ』

滑稽でつまらなくて、変なやつだろう?それでいいのさ、人に理解されないことこそ僕の存在意義だ。狂ってないとやってられないからね、ワンダーランドの奴らは皆そう。
…どうしたんだい?僕を見て不思議そうな顔をしてるけど。

『……代替わり一回しかしてないよね?だって?』

……ぷ、ははは!そうか、君達は…なるほどね。

『さぁ、僕は何番目の僕なんだろうね。二枚目かもしれないし、一枚目かもしれないし』

でも、僕はね。目付きが鋭いってよく言われるんだ。女王様みたいに怒ると顔が怖いんだって。ふふ、良いだろう?自慢の目さ。おっと、話が逸れたね。

『ね、飽きないならもう少し付き合ってみてね』

きっと何番目の僕なのか分かるからさ。…あ、ごめん。ジャックに呼ばれちゃった、もう行かなきゃ。
じゃあまたどこかで、君達の夢の中で会えることを願っているよ。








エース…?side

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設定タグ:ヴィランズ手下 , 男主 , ディズニー   
作品ジャンル:ファンタジー
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作者名:九龍 -くーろん- | 作成日時:2022年11月24日 8時

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