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第二話 少年少女 ページ3
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『好奇心』
この少年は、この単語の意味を知らない様だ。
「好奇心っていうのは、珍しいことや未知のことなどに興味を持つ心だよ？」
「いやそれ位知ってるから。」
え、何だ知ってるんじゃん…………
「そうじゃなくて、僕が疑問に思っているのは、川に入った理由が好奇心ってこと！」
「そういうことか！」
合点がいった。
「だからえっと、前この河川敷のそばを通ったところ、川に頭から体を突っ込んでいる人がいて……
じゃあ私も便乗してみようかと。
ねえ、そういうのって、面白そうじゃない？」
「理解不能です」
ぐうううぅぅぅ〜
冷徹な返事を受けた所で、私のお腹が鳴った。
「あの………」
「ん？」
「図々しいかもしれませんが……
何か奢って下さ『却下』」
………即答された。
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作者名：ソルジャー | 作成日時：2016年1月2日 3時
