俺がお前の一番になる～kimishiba～ (ページ29)

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次の週…
喜一と付き合い始めて一週間くらいたっただろうか…

告白してからは初めての木曜日を迎える。
いつも敦と登校していた木曜日。

これまでずっと一緒に行ってたし…
行かない方が意識しすぎとか思われるかな…？

特に敦からの連絡はない。

いつもの時間に起きて、待ち合わせの時間に家の前に出ると…

君「おせぇよ」

前と何も変わらない、不機嫌そうに待つ敦の姿があった///

「ご、ごめん///」

正直、居るなんて思わなかったからびっくりしてどう反応していいか分からない
それに2人きりになるのはあれ以来だから…少し気まずいなぁ…

………

沈黙が流れる

君「…んじゃねぇ…」
「え？」
君「普通に歩いてんじゃねぇ。遅刻したろ。こげ‼」
「…ス、スパルタ」

ほんとに何も変わってない
前と何にも///

「はいはい///」

ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ…
こごうとはするものの、全然前に進まないといういつものパターン。
結局敦がこいでくれた

こうなることが分かってるのに、敦はAを甘やかしたくないのか、ただのドSなのか…
こげないからと言って遅刻の罰を免除という発想にはならないようだ。

敦がこぐチャリに乗って、学校へ向かう

君「…この前は…悪かったな」
「え？何のこと？」

告白の事かな…？

君「悪かったっつーか、なんつーか///俺は、今も昔もこれからも…お前とこんな風にバカしてたいって思ってる。それだけは言っときたかった///」
「ありがとう///あと…一個言っときたいことがあるんだ…」

喜一とのこと…ちゃんと言わなくちゃ
早いとか軽い女だとか思われちゃうかな？

「私…」
君「つーか、お前また太ったろ？」

敦の言葉で言うタイミングを逃してしまった

「てか、太ったとか失礼な‼‼太ってないし普通だし‼」

後ろからﾊﾞｼﾊﾞｼと敦の背中を叩けば、「てめぇ、降ろすぞ」と脅される
冗談が通じない///

君「少しは動け！家でぐーたらしてんだろ？おばさん言ってたぞ？」
「え？んなことないし///」

頬っぺたを膨らまし、ふてくされるA

君「今度合宿があんだけどさ、監督が誰かﾏﾈｰｼﾞｬｰの仕事手伝ってくれる奴いねぇかって言ってたからよ…お前来いよ？いい運動になんだろ(悪笑)」
「泊まり？大変そうだね///私に出来るかなぁ…」
君「俺がビシバシ教えてやるから、心配すんな」
「え…尚更不安なんだけど」

結局敦に言われるがままに、合宿への参加が決まった