俺がお前の一番になる～kimishiba～ (ページ27)

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思い返せば、彼女でもないのに喜一とキスしたり、こんな写真撮って待ち受けにしたり…

はっきりさせないと…
その為に喜一の家にきたんじゃん！
今の気持ちをちゃんと伝えないと。

急に黙り込んだAに気づき、表情を曇らせる喜一

柴「どした？」
「いや…この前の返事してなかったなと思って…喜一の気持ち…聞いただけで私の気持ちちゃんと伝えてなかったよね…」
柴「おぅ」

ゆっくりと口を開く

「私に「敦の事が好きか？」って聞いたよね？」

黙ったまま頷く喜一

「好きだよ。敦のこと…ぃや…正確には好きだった…かな？…フラれたの///」

“フラれた”というフレーズに驚く喜一

「サッカーが好きなんだって…私ね？心のどっかで期待してたんだー。ずっと一緒に居たから…もしかしたら敦も好きで居てくれてたりしないかなー…なーんて。

正直、敦の事きっぱり忘れられたかと言うと…自分でもよく分からないの。

でも喜一といると楽しいよ？辛い時も楽しい時も気づけば隣に喜一が居て…

…ファーストキス…不意に奪われたけどさ…。不思議と嫌な気持ちはしなかったの。
むしろ…喜一で良かった？とか思ってた…かも」

柴「…かもってなんだ！かもって…ｲﾗｲﾗ」

「だから、わかんないの！自分の気持ち！これからじっくり考えていくから！だからもう少し時間ちょうだいね？」

柴「…待てねぇよ…俺はお前が好きだ。これからも側に居たい。」

「中途半端な気持ちで付き合えない」

柴「お前は俺の事嫌いか？」
「…なわけないじゃん！嫌いだったらココに居ないよ」
柴「ふむ……お前は俺に惚れている。」
「は？…今までの話聞いてたよね？」
柴「…Aはバカだから自分の気持ちに気づいてねーんだ！ｶﾞﾊﾊ」

そう言って笑う喜一

あいた口が塞がらない。
バカに…バカって言われた

ｶﾞｼｯ

Aの顔を両手で包み込む喜一

まっすぐ目を見て離さない

「ちょ///」
柴「お前の中に君下が居てもいい。俺が忘れさせてやる。お前は俺の事ぜってぇ好きになる。てか、惚れさせる。」

柴「だから…だから俺の側に居ろ！今日から、たった今から！お前は俺の彼女だっ‼‼」

「//////私で…いいの？こんな気持ちで…」
柴「バーカ！お前がいんだよ///安心して俺についてこい」

どちらからでもなく唇を重ねた

何度も…何度も…

「幸せにしてね？ｱﾊﾊ///」
柴「あたりめぇだっ///」

微笑みあう2人だった