俺がお前の一番になる～kimishiba～ (ページ20)

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そういえば…

「一緒に帰るぞ‼すぐ終わるから入口で待っとけ」
なんて言ってたけどどうしよう…

さっきのキスと言い、結局いつも喜一の言いなりなのは少し癪だ。

でも、試合に勝ったら今の気持ちを喜一に伝えよう
そう決めていたAは喜一を待つことに。

「…んー、遅い…」

かれこれ30分は経っただろうか

暇だな～なんて思っていると向うの方から女子たちの黄色い声援が聞こえてくる
「ｷｬｰ////良介～‼写真撮って～///」
「握手して～///」

え‼良介ってあの高校生にして日本代表の？？(←適当です)

いつも敦が店番の時選手名鑑を見ていることもあって、Aもサッカー選手の顔くらいは大体頭に入っていた

それに、イケメンには目がないA…
女子たちの群れの中に飛び込む…が、勢い良すぎて良介に突撃してしまった

良「いってぇ～～」
　「わ、ごごごごめんなさい‼って本物？え？本当に本物？」
良「うるせぇー、どけっ///」

女の子が苦手な様子の良介君。
そそくさと女子達をかき分け、逃げるように去っていく

照れてる姿もかっこいい…///

シャッターチャンスとばかりに写メりまくってる女子達に便乗し、写メるA
写メった良介の写真を見ていると、思わずﾆﾔﾆﾔしてしまう

「ｱﾊﾊ///かっこいいなぁ///この人になら遊ばれてもいいかも～///笑」

なーんて浮かれていると…

？「おい、てめぇ何してんだ」

振り向くと凄い形相で見下ろしてくる喜一の姿があった

喜一が「てめぇ」って言う時は確実にキレてる。
超絶ご機嫌斜めな喜一

「ん？え？おつかれさま‼なんか…機嫌悪い？」
柴「あ"？全然悪くねー。これが普通だ、バカめ。平介だか何だか知らねぇが、そんな奴はミジンコ程も気にしてない」
「(めっちゃ意識してるし)」

良「あ？お前確か聖蹟の…」
騒いでる喜一に気づいた良介が近寄ってくる

柴「誰だてめぇ。俺は自分よりイケメンな奴しか記憶してねぇ」

知ってるくせにwww
良「ムカっときた…」

いがみ合ってる2人を見上げていると、ふと良介と目があった

良「お前さっきの…そうか。お前の女か？」
柴「ふんっ、そうだ。こいつは俺にゾッコンだ」
良介に見とれすぎてツッコむ余裕もない

良「写真…///撮りてぇんだろ？撮るか？」
そんなの許さん！とばかりに発狂する喜一の反応を見て楽しんでいる

柴「んなもんはいらん…「と、撮りたいです！」」
喜一の言葉を遮って良介にお願いする

有名選手と写真撮れるなんて///
来てよかった～～～