俺がお前の一番になる～kimishiba～ (ページ18)

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君下side

前半だけで2得点
試合はまずまずの成績だった

得点したのは2得点とも喜一だ

ハーフタイム

みんな口を揃えて言う「今日の大柴は何か違う」と。

俺のパスがドンピシャだったこともあるが
まぁ、確かに今日のこいつは違う…

水「さっきのシュート凄かった。
　ｸﾙｸﾙ～って回るやつ。今度教えて。」
柴「ｶﾞﾊﾊｰくるしゅうない。時期キャプテンが教えてあげましょう」
柄「鼻…伸びてる」
来「大柴先輩ナイスシュートでした！さすがっす」
柴「ﾌﾝｯ…これが愛の力ってやつだ。メモしとけ
　ま、相手が見つからないことには実現できないがな」

控室に響き渡る喜一の高笑い…
むかつく…なんだこの不快な笑い声は…

君「ﾁｯ…たく調子のりやがって」

俺はみんなより早くピッチに出た

あいつは来てないか…とやはり確認してしまう

？「…あつしーーー」

どこかから俺を呼ぶ声が聞こえてきた
間違いない。Aの声だ。

声の聞こえる方に目をやるが、それらしい人は…

観客席の一番下まで小走りで降りてくる女…

A…？？？

君「おま…その髪…」
「ｱﾊﾊ///切っちゃった///」
君「…////」

胸まであった髪の毛が顎下くらいの長さに…

俺がロングの方が好きだからって、ずっと伸ばしてたが
髪が短くなったAの姿を見ると、
俺の事なんか吹っ切れた様子で少し寂しくなった

時間になりメンバーも次々とピッチに戻ってくる

柴「おい君下！後半もパス…
　ってAじゃねぇか！お前…その髪…」

同じこと言ってんじゃねぇよ…

柴「似合ってるじゃねーか！お前は何しても可愛いな！」
「…//////」

よくもそんな恥ずかしいことをサラッと言う。

柴「でも、おい！俺と話す前にバカ君下と話すなんてどういうことだコラ。
　俺を応援しに来たんだから、俺に声かけろ！」
「私は2人とも応援しにきたの！」
柴「ﾁｯ…」
「敦はどう思う？この髪…///」

照れくさそうにこっちを見るA

君「ったく…まぁ悪くねぇんじゃねぇの///」
「…///」
柴「人の彼女に向かって悪くねぇとは何様だてめぇー」
「誰が彼女だバカ！喜一のすぐ調子のるとこ嫌いだよ」
柴「……うっ…」

Aに言われると弱い喜一だった

「2人とも後半がんばってね！」
柴「2人じゃねぇ！俺だけ応援しろ！」
君「ガキかよ」

あーだこーだ言い合いながら俺と喜一はピッチに戻った。