俺がお前の一番になる～kimishiba～ (ページ12)

今日:5 hit、昨日:13 hit、合計:20,766 hit

12 ページ12

家に帰り着くと、たまらずベッドにダイブした

あまりに予想外な出来事すぎて、
夢なのかと錯覚する…が、今もおさまらない鼓動の高鳴りが
夢でないことを物語っていた

それに…喜一の唇の感触が頭から離れない///

「…何考えてんのよ…バカ喜一」

不意に奪われたAのファーストキス。

なんでだろう…
敦のことが大好きなはずなのに
不思議と嫌だという気持ちはしなかった…

「明日からどう接したらいいんだろ…気まずすぎる。」

自問自答を繰り返す

母「A～お風呂入らないなら先入るからね～」

「は～い」

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

しばらくするとインターホンが鳴った

「お母さん早く出て…
　って…お母さんお風呂じゃん」

こんな時間に誰なんだよ～
なんて不満をたらしつつ玄関へ向かった

扉を開けるとそこに居たのは敦だ。

君「よっ…珍しいなお前が出てくるなんて」
「あ、今お母さんお風呂でさっ！それよりどうしたの？」
君「あーコレ。この前おかず分けてもらっただろ
　そん時のタッパー返しにきた。おばさんに宜しくな」
「あ、うん…」

そう言ってさっさと帰ろうとする敦

「あ、そうだ！渡したいものあるんだけど、店行っていい？」
君「おぅ。」

私はミサンガを取るとすぐに敦のお店に走った

「相変わらずだるそうだね(笑)」
君「たりめぇだ。客なんてこねぇのによ」
「あはは///懐かしいな～昔は２人でよく店番してたっけ？」

そう言って敦の隣に腰掛ける

君「だなっ。お前いつも計算ミスしてたよな。
　お前にレジなんか任せらんねーよ」
「はいはい///私の役目は看板娘だからいーの！」
君「…ったく///バカ喜一みたいな事言いやがるっ」

喜一…
その名前を聞くと無意識に鼓動が高鳴るのを感じた

君「…？？？」

「あ、そうだ！明後日試合なんでしょ？これ作ったんだ///勝ってね」
君「…ミサンガ…神頼みってか。んな事しなくてもぜってぇ勝つ」

相変わらず素直じゃないなー。

君「…ありがとな///見に来いよ？どーせ暇だろ？」

くっ…悔しいけど部活もしてない私にたいした用事なんてない

「…もし時間あったら行こうかな～///」
君「強がんな！顔に暇って書いてんだろーが」
「え///んなバカな。どこどこ///」

手で顔中を探すA

君「…ﾌﾟｯ///嘘だよバカ！」

そう言って笑う敦

敦とちゃんと話すの久しぶりかも…
今までずっと気になっていた事がある

怖くて避けてきた疑問

前に進むためにも今、聞いてみよう。