第18話 幸せ。【YC Side】 ページ18
【YC Side】
[]は韓国語↓
[ユチョナがどんなに有名になっても、私達はずっと一緒だからね！]
…そう言っていたのに。
[ユチョナがどんな国に行って、どんなに遠くに行っても、帰ってくる場所は、ここだからね。私の元に帰ってきてね。]
それを励みにしていたのに…
YC[…はぁ…]
電話なんかしなきゃよかったのかな。
知らない方が幸せだったのか…？
アイツは１年前から
俺の親友と付き合ってた…
１年前からずっと
俺に隠して、俺と別れたことにして
嘘をつき続けてた…
１年も前から…
YC[〜〜〜……]
俺は首をうなだれる。
そして手に持っていた
コーヒーの空き缶を握り潰し
力一杯に投げ付けると頭を抱えた。
YC[……]
俺はまだアイツの事が
好きなんだと思ってた。
だからチャンミンから電話を渡された時
真実の内容によっては
「やり直そう」って言おうと思ってた。
電話をしなければ
ずっと後悔していただろうな…
YC[……く…(泣)]
でも、こんなにも苦しいなら
知らない方がよかったのかなぁ。
だとしたら１年間嘘つかれてたことも
知らないままだった…？
そっちの方が幸せなのか？
それとも、俺が愛していたアイツが
もう別人のように変わってしまったことを
知れてよかったって
いつまでもアイツの影を
追いかけなくて済んだって
そっちの方が幸せなのか…？
誰か俺に教えてくれよ…
―――― ブーッ ブーッ ブーッ
メールの着信。
送信者は"Changmin"。
『ヒョン、大丈夫？
ヒョンが電話をしてくれてよかった。
ヒョンがずっとあの人に苦しめられるのを
僕は見ていたくなかったから。』
YC[……]
あの時"僕のために電話をかけて"と
そう言っていたチャンミン。
"いっそのこと嫌いになればいい"と
そう言いたいのか…？
チャンミンからのメールの最後には
"ありがとう"と書いてあった。
YC[はぁ…(泣)]
白い息が空に消えていく。
この公園で涙を流すのは
初めてかもしれない…
ここでの俺の姿を知ってるのは
"(人１)A"さんぐらい…
YC[…グズッ…(泣)]
不思議だな…
１人になりたくてここにいるのに。
俺、Aさんに会いたい…
そう心の中で呟きながら
Aさんには会えないまま
夜は明けていった。
第19話 見て見ぬ振り。→←第17話 真実。【YC Side】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 40人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
natsu(プロフ) - ﾁｬﾐloveさん» Beginよりも短く終わる予定…ですが(笑)またお付き合いください＾＾ (2012年5月6日 23時) (携帯から) (
レス) id: d2dbf80673 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：natsu
| 作成日時：2012年5月6日 1時
