第17話 真実。【YC Side】 ページ17
【YC Side】
[]は韓国語↓
YC[も…もしもし…？]
[もしもし…ユチョナ？]
YC[……うん…]
声を聞くだけで
名前を呼ばれるだけで
毎日電話をしていたあの頃を思い出す。
[どうしたの？急に…]
YC[……]
"どうしたの？"、か…
やっぱりアイツの中でも終わってる。
今の一言で察しがついた。
だって、電話を待ってたなら…
…俺を…まだ好きなら…
そんな言葉にはならないだろ…？
YC[……]
[…ユチョナ…？]
アイツの中でも終わってるんだと思うと
俺は吹っ切れそうだった。
YC[あのさ…１つ確かめたくて。]
[……]
YC[…お前が付き合ってたのは、俺なの？]
[……]
YC[…それとも、あいつなの…？]
[ユチョナ…]
YC[俺が勘違いしてただけ…？]
何をどう勘違いしてたかさえも
言葉にして聞くことができない。
これが精一杯。
…涙声になんかなるなよ、カッコ悪い。
もう戻らない人なんだから…
[ユチョナ…？]
YC[ん…？]
[私が付き合ってたのはユチョナだよ。]
YC[……]
[でも、私から離れてったのもユチョナだよ。]
YC[……]
[あの６月４日…あの日はユチョナの誕生日だったね？]
YC[うん]
[でも、電話もメールも返事をくれなかったじゃない。]
YC[あれは仕事が]
[だから、離れたのはユチョナなんだよ。私は会いたかった。一緒に誕生日をお祝いしたかったのに…]
YC[……]
[だから…会いに行ったの…]
YC[…あいつに？]
[……]
"俺に会えないから
テギョンに会いに行った"ってこと…？
[……]
YC[嘘つかないでよ…]
[え…？]
YC[…付き合ってたのは誰なの？]
[……]
YC[あの６月４日、付き合ってたのは誰だったの…？]
[……]
YC[お前が好きだったのは、俺とテギョンどっちだったんだよ！]
思わず声が荒ぶる俺の肩を
チャンミンが抱く。
そしてケータイの向こうから
「ごめん」と小さく聞こえた。
YC[…"ごめん"ってなんだよ…]
[ユチョナ…ごめんね…]
｜
｜
結局問い詰めたところ
テギョンとはもう１年以上付き合っていて
俺と別れた事にしていたらしい。
「テギョンに言わないで」と言われたけど
言う気にもならねぇよ…
YC[…はぁ…]
俺は言わないと約束をした代わりに
２人と縁を切りたいと告げた。
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natsu(プロフ) - ﾁｬﾐloveさん» Beginよりも短く終わる予定…ですが(笑)またお付き合いください＾＾ (2012年5月6日 23時) (携帯から) (
レス) id: d2dbf80673 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年5月6日 1時
