第13話 笑顔。 ページ13
ユチョンさんは私からタバコを受けとると
低い声で「あざぁっす」と言いながら
ジーンズのポケットにしまった。
A「…この辺にお住みなんですか？」
YC「ぁー…はい。この辺(^^)」
A「一人暮らし？」
YC「ぁー…ゃ、友達と。」
A「あぁ…この間の、駅にいたお友達？」
YC「そう(^^)笑」
A「そうなんだ…私もこの辺なんですよ(^^)」
私がそう言うとユチョンさんは
「へぇー…」と言いながら少し身を屈めて
私の顔を覗き込んだ。
YC「ぁ、だっからか。」
A「え？」
YC「顔。いつもと違う。スッピン？」
ユチョンさんの言葉を聞いて
思わずパッと両手で頬を隠す。
"スッピン"…
まじまじ見られると恥ずかしい(照)
YC「寝るーすぐ前に、来た感じ(^^)」
A「あまり…見ないでください(照)」
YC「ふぁははははは(笑) ゃ、いいと思う。かわいい！」
…久々に言われたかも…
A「〜〜〜(照)」
YC「いっつもー、そのままでいたらいいのに(^^)」
A「無理。私、働いてるし。」
YC「(^^)笑」
何が楽しいのかわからないけど
ずっとニコニコしてるユチョンさん。
子どものような、かわいい笑顔。
A「……」
この人って、こんな顔で笑うんだぁ…
今日はあの公園には行かないのかな？
機嫌がいい感じ…
そんな事を考えていると
彼は私の持っているコンビニ袋に
手を伸ばして持ってくれた。
A「えっ…」
YC「もう帰るーでしょ？重たそうだから持ちます(^^)」
A「大丈夫です(汗) 悪いし…ユチョンさん、コンビニに用事あるんでしょ？まだ…」
YC「もう済んだ、用事。」
A「え？」
YC「タバコ(^^)」
そう言ってまた笑うユチョンさんに
私もつられるようにして笑った。
｜
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２人並んで歩き出すと
"スタスタ…"と足音が聞こえる。
私は２人の足元を見て
思わず笑ってしまった。
YC「？」
A「私達、同じ格好(笑)」
私の言葉を聞いて
ユチョンさんは２人の全身を見る。
A「上は寒いからって、パーカー着てるくせに、下はハーフパンツだし、サンダル(笑)」
YC「ふ(笑) なんだっけ日本語でー…」
A「？」
YC「き…"季節"ー…」
ユチョンさんはパッと笑顔になり
私と目を合わせながら
「季節外れ！」と同時に言った。
そしてまた私達は声に出して笑った。
第14話 蝋燭の炎。【YC Side】→←第12話 コンビニで。
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natsu(プロフ) - ﾁｬﾐloveさん» Beginよりも短く終わる予定…ですが(笑)またお付き合いください＾＾ (2012年5月6日 23時) (携帯から) (
レス) id: d2dbf80673 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年5月6日 1時
