第２話 殻。【YC Side】 ページ2
【YC Side】
[]は韓国語↓
その日の深夜
１日のスケジュールを終えて
事務所のバンに送られて帰宅した。
みんなあまり弱音を吐かないけれど
ここ最近で一段と忙しくなり
連日のこのハードスケジュール。
マンションの入口に車が停まると
気だるそうに重い体を引きずるように
車を降りていくメンバー達。
俺はタバコを片手に
ユノヒョン、ジェジュンに続いて
車を降りた。
YC[……]
JS[お゛っ…ユチョン？汗]
車を降りた途端に立ち止まった俺に
続いて降りてきたジュンスがぶつかる。
JS[どうしたの？急に立ち止まって…]
ジュンスはぶつかった胸を擦りながらも
不機嫌そうに俺を見る。
そんな俺達を車の中から
１番最後に降りてくるチャンミンが見る。
CM[…ユチョンヒョン？どうしたんですか？]
YC[ぁー…ちょっとー…散歩。]
JS[散歩？]
YC[うん(^^)汗]
CM[疲れてないの？]
YC[疲れたけどー、少しだけ(^^)汗 タバコ吸いながら(^^)汗]
「早く帰ってきてよ」
「気を付けてくださいね」と
言葉を掛けると
さっさとマンションのエントランスに
入っていく２人。
その姿を見送ると
俺はいつもの公園に向かった。
｜
｜
公園で何かをするわけではない。
何かに悩んでるわけでもない。
一段と忙しくなるスケジュールを
もちろん頑張りたいから頑張ってる俺達。
そんなメンバーの雰囲気に
グループの空気に
だんだんと着いていけなくなってる。
公私共に行動を一緒にする時間が多くて
それが俺達にいい影響を与えてるし
それを苦痛に感じたことはないけれど…
ただ、なんとなく。
頑張るために、俺には定期的に
自分の殻に閉じ籠る時間が必要で…
今日もこうやって公園に向かう。
YC[はぁ…]
今朝拾って置いておいたハンカチは
さっき通った時にはなくなっていた。
持ち主が見つけて持っていったのかな…
俺はひとりぼっちが好きなわけではないし
孤独はどちらかと言うと嫌いだけど…
同じ道を毎日同じように通って
忙しく働いたり休日を過ごしたりして
また同じ道を帰ってくる。
こうやって知り合いではないけど
みんな同じように生きている事を感じて
俺はなんだか胸の真ん中が
ほっこりあったかくなった。
YC[はぁー…]
さすがに今日は遅いから人もいないな。
俺は缶コーヒーを買いに
自販機へと向かった。
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natsu(プロフ) - ﾁｬﾐloveさん» Beginよりも短く終わる予定…ですが(笑)またお付き合いください＾＾ (2012年5月6日 23時) (携帯から) (
レス) id: d2dbf80673 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：natsu
| 作成日時：2012年5月6日 1時
