○ ページ31
もうこのまま終わっちゃうのかな、
ルハンには「クラブに行くなんて男からしたら浮気も同然」なんてきついことを言われた。
もし私がミンソクの立場だったら？
ミンソクがクラブに行ったことを隠してたら？
わたしもミンソクと同じだったと思う。
そんなこと分かってるのに、なんでなにもできないのかな。
"ミンソクとこのまま終わっちゃうよ"ルハンの言葉が胸に突き刺さる。
ミンソクの家、行こう
そう思い立ったとき、ピンポーンっとチャイムがなった。
『……みんそく、』
そこには息を切らしたミンソクの姿。
『なんで、みんそ……
言葉を言い終える前にミンソクに抱き締められる。
「このまま終わるなんて嫌だって思った」
さらにぎゅっと強く抱き締めてくれるミンソクに応えるようにわたしも強く抱きつく。
『…ごめんなさい』
「クラブに行ったのはおこってないよ、嫌だけどね、でも信じることにした」
『…みんそく、』
「だって好きだからAのこと」
目の奥がジーンっとする。
「それにAも俺のこと好きじゃんって思って」
涙がぽろりと落ちてくる。
タイミングよく抱き締めてた腕を外したミンソクは私の涙を拭う。
「Aと一緒にいないの耐えられないみたい、」
『…っ、みんそく、』
涙でミンソクの顔がぼやけて見える。
「泣きすぎ」
大泣きする私を慰めてくれるミンソク。
ソファに座ったミンソクの膝の上に向き合うように座る。
いつもは"離れて"なんていうミンソクだけど今日は腰に腕を回してくれる。
『…みんそくごめんね、』
「今度から連絡はちゃんとしてね」
『…はい』
「ならもういいよ」
優しく頭を撫でてくれる。
『ミンソクとこのまま終わっちゃうのかな、ってずっと思ってて』
「ん、」
『絶対そんなの嫌だって、ミンソクの家に行こうとしたらミンソクが来てくれた』
「俺も同じだから」
『え？』
「なんだかんだ、俺の方がAと離れるなんてできないみたい」
照れたように笑うミンソク。
『ミンソク大好き』
「ん、」
ぎゅーっと抱き締めてくれたミンソクが耳元で言ってくれた言葉に顔を真っ赤にして、
2人で寝室に向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1458人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「EXO」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リン - ありがとうございます！キュンキュンがとまりません(*^^*) (2017年3月4日 20時) (
レス) id: 34a55dd5c4 (このIDを非表示/違反報告)
ヨリックマ(プロフ) - リンさん» コメントありがとうございます！！！書かせていただきます＼(^^)／ (2017年3月4日 12時) (レス) id: 0b4c32f213 (このIDを非表示/違反報告)
リン - 初めまして^^ いつも楽しく読まさせて頂いてます！ 個人的に、まだ付き合ってないころの話をもう少し見たいです^^ あと、付き合いたての話しも見てみたいです！ (2017年3月4日 11時) (レス) id: 34a55dd5c4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヨリックマ | 作成日時：2017年1月31日 9時
