○ ページ18
『そんなのミンソクだってそうじゃん、』
「は？」
『女の子にちやほやされて楽しかったくせに』
「……なにいってんの？」
『別に私にはどーってことないけどね！！
むかつくんだったら戻っていいよ』
ばかはどっちだ、ばか。
……ミンソクのばか。
「あっそ、
じゃー俺今から戻るわ」
『………えっ、』
「Aが言ったみたいに女の子たちにちやほやされて楽しんでくる」
『……ちょっ、みんそく、！』
すかさずミンソクの腕を掴む。
「なんだよお前が言ったんだろ？」
正論を付かれて何も言えなくなる。
「お前の目にはそー映ってたんだな」
「別に俺はこれっぽっちも楽しくなかったし早く終わんねーかなって思ってたけど？」
『……えっ、』
「人の気も知らないでガバガバ呑みまくってるばかが気になって仕方なくて、そんな呑めなかったし」
「そういうときに限ってお前遠いところにいるし、」
「だからムカつくって言ってんの、わかる？」
『……私のこと気にしてくれてたの？』
「ん、」
それだけでもういいや、って思っちゃう。
『ごめんね…それとありがと』
「…はぁ」
またため息をつかれる。
まだ私なんかしてた？！
「お前って本当、どうしようもないばかだな」
『へ？』
「ここまで言ったら普通分かるだろ」
私を見つめてくるミンソク。
フッ、と呆れたように笑って
「……そういえば普通じゃなかったな」
『ど、どういう意味……』
「んーこういう意味、」
……なぜか今、私はミンソクの腕の中にいる。
っていう状況をようやく頭の中で理解する、
『み、み、みんそく、、？！』
「うるさい黙れ」
『……黙れって、』
「なんでわかんねーの？」
『そ、そんなこと言われましても…』
「わざわざ呑み会抜けて、お前を送ってんだよ？しかもおぶって」
『それは感謝してま、す…』
「手に負えないばかだなお前って」
『そんなバカバカ言わなくても……！！』
「好きっていってんだよ」
『…………え！？！』
まって、みんそくが、好き……？
「……お前のこと」
『え、みんそく、その、本当？』
「どーしようもなくむかつく奴のになんでかな、って考えたよ俺も」
『う…ん、』
「気になってしかたないんだよ」
「お前が近くにいないと俺が馬鹿になるーってな」
さらにぎゅっと抱き締められる。
「それに、お前も俺と同じだろ？」
私は頷く。
「ならお前はこれから」
「俺の一番近くにいろよ」
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リン - ありがとうございます！キュンキュンがとまりません(*^^*) (2017年3月4日 20時) (
レス) id: 34a55dd5c4 (このIDを非表示/違反報告)
ヨリックマ(プロフ) - リンさん» コメントありがとうございます！！！書かせていただきます＼(^^)／ (2017年3月4日 12時) (レス) id: 0b4c32f213 (このIDを非表示/違反報告)
リン - 初めまして^^ いつも楽しく読まさせて頂いてます！ 個人的に、まだ付き合ってないころの話をもう少し見たいです^^ あと、付き合いたての話しも見てみたいです！ (2017年3月4日 11時) (レス) id: 34a55dd5c4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヨリックマ | 作成日時：2017年1月31日 9時
