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マーク。私をこのヘンテコな世界に引き入れたらしい人。
CL「温厚な人だよ」
JN「そうだね」
RJ「そうだな」
JS「そうだよ」
「マークさんはなんで私をここに引き入れたんですか？」
「タメでいい」
ぶっきらぼうにロンジュンが言う。意外だった。
「あ、じゃあ、マークは」
「それは君がじ…ふがっ」
前に出たチソンの口をチョンロが塞ぐ。
「なんてこと言うんだよチソン」
「だってそうだろ、そういうことだろう。俺にはわかる、むしろ俺しかわからない。俺とこの人はいっし…もがっ」
必死に抵抗するも、チョンロとジェノに取り押さえられている。なんかいきなり情熱的だ。緊張してたってのもあながち間違いじゃないのかもしれない。それを横目で見ながら、ロンジュンは言った。
「ここに引き入れるってのは軽い気持ちでできることじゃない」
「そうそう、なにかのっぴきならない理由がある筈だよ」
チョンロが口を挟む。
「のっぴきならない、ねぇ…」
随分漠然とした言葉を口の中で転がすと、チョンロは不思議そうにこちらを見た。
「Aはここに来たくなかったの？来たことを後悔してる？それとも元の世界に帰りたい？」
「え？まぁ…」
正直言って迷惑だ。文句の一つでも言いたいし、責任とって元の世界に帰らせて欲しい。
「本当に？」
「え？」
じっと覗き込まれてたじろぐ。私は、帰りたいの？本当に？
「〜ってかさぁ」
悩み込んでしまいそうになったとこをヘチャンの大声が切り裂いた。びっくりして目を向けると、ヘチャンはいらいらと爪を噛んでいた。さっきまでへらへらしてたのに。感情の起伏が激しい人だ。
「マクヒョンはどこにいるわけ？」
周囲を見渡すヘチャン。皆んなはしまった、という顔をしている。
CL「ヘチャンお前本当に黙っと」
「あ！いた！」
ヘチャンは前方に駆け出した。追うと人が仰向けに横たわっているのが見えてくる。雲に沈んでいて、見えなかったんだ。思わず息を呑む。
JN「大丈夫、ただ寝てるだけだから安心して」
「でも…」
「あーあ、だから言ったのに。話した方がいいって。ヒョンが寝てるのはお前のせいだよ、A」
JN「ロンジュン…！」
JS「バレちゃったからには仕方ないよ、ヒョン。A、マクヒョンはね、幸せな夢の作り手なの。Aが悪夢ばっかり見るから、ヒョン仕事が無くてね？報酬が貰えないの。それで、元気がなくて」
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作者名：あ | 作成日時：2023年11月19日 22時
