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健くんのいる居酒屋が見えてきて車を路駐する。少し歩いた先の居酒屋から漏れる賑やかな声と光。その正面に健くんと女性はいた。どうやら他のメンバーはもう帰って2人きりらしかった。
『ッ健くん！』
健くんの身体を支える背の高い綺麗な女性。
声に気づいて私を振り返る。
「彼女さん？ごめんねーわざわざ、」
『ッいえ、こちらこそすみません…！健くん帰るよ！』
電話の時からタメ口がなんかムカついてたけど、今はそんなこと気にしてる場合じゃない。密着した2人の間に割り込むようにして私は健くんを引き取ろう…としたんだけど。
「ん〜〜〜、」
「ッちょっと小島くん、」
有り得ない。有り得ないことに、健くんは私を押しのけて女の人の肩に顔を埋めた。
あまりに衝撃的すぎる出来事に私は呆然として。今目の前の景色が現実かどうか分からなくなる。
「小島くん、彼女さん見てるからぁ」
何故か満更でもなさそうな女の人は私をちらっと見た。その勝ち誇ったような表情に、私は苛立ちを覚える。女の人にじゃない。いや、女の人もだけど。それよりも健くんに、物凄くイラついた。
ようやく状況を理解した私は変に冷静に口を開いた。
『健くん、帰るよって言ってるやん』
今度こそ私は2人を引き裂き、“すみません”と女性に愛想笑いを返す。健くんの腕を自分の肩に回した。
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ribbon(プロフ) - 寧/ﾈｲさん» コメントありがとうございます。忙しくてなかなか更新できずにいたのですが、そろそろ再開します😊 (2022年8月27日 13時) (
レス) id: f2de7a9981 (このIDを非表示/違反報告)
寧/ﾈｲ - 担当の小島くんmainの作品みつけたっ!!と思ったら神作すぎて更新全裸待機状態です...(嬉泣)更新楽しみにしてます、頑張ってください!! (2022年8月27日 1時) (レス) @page13 id: 0cb579aaa5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：karin | 作成日時：2022年8月12日 11時
