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｢優太って、本当に私の事好きだって思ってくれてる？｣
いじけた子供みたいに、唇を尖らす私を
優太の瞳はどんな風に映し出すんだろう。
こういうこと言う女、面倒臭いなって思ってる？
改めて考えてみると、案外好きでもなかったなって
私と付き合ったのを後悔してるんじゃない？
｢･･･それ、Aにも言われると思わなかった。｣
｢え？｣
予想になかった返事に、顔を上げれば
今にも泣きそうな優太と目が合う。
なにその顔、初めて見た。
ちょっと今、動揺してる。
｢俺は、Aが思ってるよりAの事が好きだけど
それが全然伝わってないってことだよね？｣
真剣な眼差しで、私を見据えるその姿に
やたらと男を感じて何だかドキドキしてる。
だけど、優太は至って真剣で。
何気なく口にした言葉で、ここまで優太の表情が変わると思ってなかったから
今度は私が返事に困る。
さっき優太は、私にも言われると思ってなかったって言ってたけど、それって過去の彼女にも同じ事を言われたことがあるって事だよね？
優太の口から、過去の恋愛がチラついて
ほんの少し複雑な気持ちになったけど
優太の曇らせた表情に、不安になっていた気持ちが静まる。
｢･･････ねぇ、駅前の焼き鳥買って帰らない？
この話は、帰ってからにしよう。｣
小さな不満と、無意識に求めていた見返り。
優しすぎる優太に、大事にして貰えてるのは分かっていたはずなのに、感情のコントロールが出来なくなっちゃって。
余裕ないなぁ、私。
買ったばかりの傘を広げて、優太の腕を引き寄せる。
何も言わずに、私の隣に肩を並べた優太が
私が持っていた傘をさりげなく自分の手に持ち替える。
傘を打つ、うるさい雨音と
傘を持つ、優太の綺麗な手が
やけに切なく、私の心情に入ってくる。
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ひより(プロフ) - aさん» ありがとうございます(*^^*)話数が余りましたら、おまけとしてアップしますね♡ (2023年3月23日 21時) (
レス) @page8 id: 2f81b88338 (このIDを非表示/違反報告)
a(プロフ) - エンジェルキッス、素敵なお話すぎました（ ; ; ）また機会があれば続編も見てみたいです（ ; ; ） (2023年3月23日 13時) (レス) id: a51afee712 (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - ゆの（KP）さん» ありがとうございます(*^^*)ぜひ次回の更新時も読んで頂けると嬉しいです♡ (2023年3月23日 12時) (レス) id: 2f81b88338 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの（KP）(プロフ) - すんごく素敵でした、すんごくおもしろかったです、また読みに来させていただきます。 (2023年3月22日 16時) (レス) @page21 id: ebd16971c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひより
| 作成日時：2023年3月22日 0時
