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｢結果的に、Aにそんな風に思わせちゃって
マジで申し訳ないって思ってる。｣
言い方は変わったけど、また謝ってる。
しょぼんって悲しげな優太より
くだらないことで笑う優太が見たいのに
私がそんな顔、させてるんだよね。
｢さっき、優太は私の事を
私が思ってるよりも好きだって言ってくれたよね？｣
｢うん。｣
｢それ、私もだよ。｣
｢･･････。｣
｢優太が思ってるより、私は優太のことが大好きなの。
だから、優太の駄目なところも受け入れられるし
むしろ愛おしいなって思うんだよ。｣
普段はこんなこと言えないけど
こうして素直な気持ちを言葉にしないと
優太に届いてくれない気がして。
照れ臭くなって、視線を外す私に
ようやく優太が力の抜けた顔ではにかんでくれる。
｢なんか俺、今めちゃくちゃ愛されてんなって実感した。｣
｢そうだよ、私にめちゃくちゃ愛されてるんだよ。｣
フンって、そっぽを向く私なんて きっと可愛げがない。
けど、これが今の私の精一杯の愛情表現。
恥ずかしくて、仕方ないけど
優太がやっと笑ってくれたから、よしとする。
｢じゃあ俺、めちゃくちゃ幸せ者じゃん。｣
そんな柔い声が聞こえてくるから
どんな顔をしているのか、つい気になって
そっぽ向けてた顔を再び優太に向ければ、
見た事ないくらいに、優しい表情で目を細めて
幸せそうに微笑んでいる優太と目が合って。
｢･･････なんか、優太の顔が変。｣
｢･･･っは！？なんでだよ、
寝不足だから？クマできてる？｣
｢いや、そういう意味じゃなくて。｣
なんて言うか、とんでもなく母性本能を擽られるような表情だった。
今日は、優太の悲しい顔も幸せそうな顔も
どっちも見て 感情が忙しい日だな。
でも、よかった。
ちゃんと話し合えることが出来て。
深刻な問題というわけじゃなかったけど
疑問を抱えたままだと、そのうち関係に亀裂が入っちゃうと思うから。
｢私の事、本当に好きって顔してた。｣
｢そんなんいつもでしょ。｣
｢･･････ううん、そんなことない。｣
｢Aって、鈍感なの？｣
｢優太にだけは言われたくない。｣
おとぼけ顔で、なんで？って言う優太はスルーして
すっかり冷めてしまった焼き鳥をレンジで温める私の頬は
さっきの優太と同じく、だらしないくらいに緩んでいた。
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ひより(プロフ) - aさん» ありがとうございます(*^^*)話数が余りましたら、おまけとしてアップしますね♡ (2023年3月23日 21時) (
レス) @page8 id: 2f81b88338 (このIDを非表示/違反報告)
a(プロフ) - エンジェルキッス、素敵なお話すぎました（ ; ; ）また機会があれば続編も見てみたいです（ ; ; ） (2023年3月23日 13時) (レス) id: a51afee712 (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - ゆの（KP）さん» ありがとうございます(*^^*)ぜひ次回の更新時も読んで頂けると嬉しいです♡ (2023年3月23日 12時) (レス) id: 2f81b88338 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの（KP）(プロフ) - すんごく素敵でした、すんごくおもしろかったです、また読みに来させていただきます。 (2023年3月22日 16時) (レス) @page21 id: ebd16971c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひより
| 作成日時：2023年3月22日 0時
