６７：約束。 ページ18
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帰る前に御手洗に行く途中、
廊下に可愛いクマのキーホルダーが落ちてたから
拾って職員室まで持っていく。
バイト先が繁盛しているらしく、予定より早く出勤することになった廉は、先に帰るとのこと。
特大パフェがそんなに人気なんだろうか。
わかんないけど、急に食べてみたくなった。
＿＿＿＿＿＿＿ガラッ
｢失礼しまーす。｣
職員室のドアを開けて、
近くにいる先生に声を掛けようとする前に
私の視線が向かった先は
｢あれ、Aちゃんじゃん。
どうしたの？｣
制服をしっかり綺麗に着こなしている黒髪の先輩。
なんか、髪の色と服装はすっかり優等生になったのに
中身からヤンチャな感じが滲み出ていて
なんとも言えない感じになってる。
それは、私の今の気持ちと同じで。
だって、廉のことが好きって再確認できたから
もう、先輩にドキドキしたりしないって思ってたのに。
目が合った瞬間、ドキって胸が鳴って。
でもこれって、不可抗力なんじゃ･･･と、正当化してみる。
先輩は誰が見てもときめくような容姿をしているんだし
私を見つけて嬉しそうに、はにかむんだから
そりゃドキッとくらいするよね。
先生に何かを提出してたっぽい先輩は
すぐに私の方へ駆け寄ってくる。
｢なにそのキーホルダー。｣
｢あ、誰かの落し物みたいで。届けに来たんです。｣
｢そっか、偉いね。Aちゃんは。｣
クシャクシャっと私の頭を撫でる素振りが、とても自然で
その手を避けるという思考も、時間も追いつかなかった。
先生に落し物のキーホルダーを預けたあと、
サラッと私の隣に方を並べてる先輩を見上げれば
｢なんか、久しぶりな感じしない？｣
へへって、照れくさそうに笑いかけるから
その笑顔を直視しないように絶妙に視線を逸らしてた。
｢ねぇねぇ、単語帳教室に忘れちゃったんだけど。｣
｢えっ、ちゃんと覚えてたんですか？｣
｢うん。だって、全部覚えたらご褒美くれるんでしょ？｣
｢え･･･あー、その事なんですけど。｣
そうだ。
そういえば、そんな約束したんだった。
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ノリコ(プロフ) - 続きを楽しみにしています！先輩にふらついてしまうのか、廉くんとしあわせになれるのか？どうなんだろー！ (9月3日 6時) (
レス) @page29 id: fa643b4161 (このIDを非表示/違反報告)
なな - はじめまして。夢で紫耀君に会えて幸せでした。廉君のセリフもリアルで感動です。続きを心待ちにしています！ (6月17日 6時) (レス) @page28 id: 7200219c9a (このIDを非表示/違反報告)
ぷーちゃん(プロフ) - 初めまして！続きが気になります(＞人＜;) (5月9日 22時) (レス) id: 46f1c8623a (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - ななさん» 初めまして。キュンキュンしていただけて感無量ですm(_ _)mもう暫く続きそうですがよろしくお願い致します♪ (2023年3月3日 1時) (レス) id: 2f81b88338 (このIDを非表示/違反報告)
なな - はじめまして。素敵なお話に出会えて嬉しいです。続きが気になります。平野先輩にきゅんきゅんします。主人公ちゃんとハッピーエンドになってほしいです！ (2023年2月28日 8時) (レス) id: 4c6f01d5a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひより
| 作成日時：2023年1月10日 2時
