０７：驚くべきこと。 ページ7
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体育館から出れば、
運動場で騒いでいる男子達の声が聞こえてきた。
どうやら男子達はサッカーをしているらしい。
廉の姿は遠くて見えなかったけど。
どうせ、頭を冷やしながら教室に戻ってきた私を見れば
またドジしたん？とか からかってくるんだろうな。
“ただの”幼馴染･･･か。
さっきのペアの女の子の言葉が妙に刺さってる。
別に今更この関係性に不満なんてないけど･･･。
やっぱり、そう簡単にはこの恋は捨てきれないよ。
＿＿＿＿＿＿＿ガラッ
｢失礼しまーす。｣
身体測定以来、初めて開けた保健室のドア。
消毒液の匂いと、返ってこない返事に不安を抱えながらも
そ〜っと中に入っていく。
｢先生ならいないよ？｣
｢･････････！？｣
上履きを脱いで中に入ってみたのはいいけど
先生の姿は見当たらないし職員室に声をかけた方がいいのかなって、引き返そうとしたら
保健室のベッド囲っていたカーテンがいきなり開いて驚く。
いや、それよりも、もっと驚くべきなのが･･････
｢怪我しちゃった？｣
｢あ、いや･･･その･････････はい。｣
と、思わずキョドる返事。
だって、こんなイケメン･･･。
急に現れたら冷静ではいられないって。
廉のお陰でイケメンには耐性ついてたつもりだったけど。
なんていうか、キラキラ感が半端ない。
｢体操服着てるってことは、体育の授業してたんだよね？
どこ怪我しちゃったの？｣
さっきまでベッドで横になっていた様子の彼は
私を丸い椅子に座らせて保健室の先生のような対応を始めた。
｢あの、先生は･･･？｣
｢あ〜なんか忘れ物取りにさっき出てったよ。｣
･･････忘れ物？？？
｢それよりも、大丈夫？どっか痛いんでしょ？｣
｢あ、さっきバスケットボールが頭に当たって。｣
｢だからちょっとおでこ赤いんだ。｣
さっきの私よりも顔を顰めた彼が
何故か私の額にそっと手を伸ばして触れた。
｢タンコブはまだできてないね｣
｢･････････はい。｣
｢とりあえず冷やしとこっか。｣
唖然としてる私に、優しく微笑む彼。
彼は一体何者なんだろう。
額に彼の手のひらが触れたせいか、
何故か全身にまで熱を帯びてしまった。
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くちゃん - はじめまして。ひよりさんの作品めちゃくちゃおもしろくてだいすきですт т ❤︎こよりさんのほうのパスワードは教えていない感じですか？(ㅠ︿ㅠ)とても読みたいです、、 (10月12日 1時) (
レス) id: 248356e3db (このIDを非表示/違反報告)
ミルねこ - え！好き！好きです！あのなんて言うんでしょう、…可愛い！！作品自体がなんかもう可愛い！夢主ちゃんの性格好きだし、そしてなにより永瀬様と平野様がかっこいい…！（様付けキモくてすみません）応援してます！！ (2022年12月30日 22時) (レス) @page26 id: 0b8b35e0bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひより
| 作成日時：2022年6月4日 16時
