自信持てるかな［BTS］

☆*.。 ページ22

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ちゅっ、




｢あ、｣




｢そう？Aちゃんの指も気持ちいいよ？｣



ジンさんが、私の手を取り指先にキスをした。

柔らかくて、さっきの嘘のキスみたいに、柔らかな唇で。さっきのは、本当に指だったの……？




なんて、ね





この指先に……口付けたい。
間接キス？

子どもみたい？





ちゅっ、





｢あっ｣

ついつい、その自分の指先にキスをしてしまう。

ジンさん、驚いてる、引いちゃったかな。






｢間接……キ ス｣







あれ、やっぱり私の指先は固くて……

｢私の指って全然っ、気持ちよくないですね？｣

なんで？ともう一回ジンさんの指先に目がいったけど、




｢A、もっかい、ギューしてしとこうか。｣





ガバッ っと、ジンさんの急なハグにまた、ドキドキしてしまった。

けど、撮影に戻らなきゃ。と気を引き締めるのと、やっぱりさっきよりは緊張が緩くなっていたから





｢はいっ！フィアンセさん、次はうまく行きそうです。絶対NG出さないよう頑張りますから！ありがとうございました。戻りましょう！｣





そう言って、固く抱き合ってから、戻った。




ジンさんのおかげで、スキンシップのおかげで？緊張が和らいだ。ような気もする



けど。



なんとなく赤くなっているジンさんの耳が気になり
指先も唇も気になり


好きだという気持ちは、大きくなるばかりだ。








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