自信持てるかな［BTS］

☆好きとは ページ14

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｢Aちゃんはピアノも上手なんだね、なんか本当に結婚したいって思わせる、奥さんにしたいタイプだよね……あ、えっと、ほらそのっ、そう、国民のお嫁さんってイメージだ！！｣




？
そんなに慌てて否定しなくても……ジンさんにそう思って貰えたわけじゃないことくらい分かるのに。傷つくなぁー


｢そんなイメージいいですか？私。そんな女優さんになりたいです。ありがとうございます。｣





｢や、そのなんだろうな、親に紹介したいと思わせるタイプ？だよ、まるで僕みたいじゃない？｣



ふふふっ、
ジンさんらしいな



｢なーんだ、結局は、ハンサムなジンさんの自慢だー
そりゃ、ジンさんなら両親は文句言わないでしょうね、旦那様にするなら絶対ジンさんみたいな人がいいですもん。
私は……そんなイメージないだろうと思いますけど。｣





｢そんなことない！僕の結婚相手なんだから！自信持ってよ。｣


二人でいかに自分たちの婚約者設定がバッチリなのかを話しながら、ふふふ、あはは、と笑う。
なんて心地のよい時間だろう。




｢本当にジンさんの相手役に決まってよかったです。私にできるかなって不安だったけど、ジンさんとなら頑張れそう……で、ジンさんじゃなかったらダメだったんじゃ……って私、｣





素直に本音を言葉にしていると、なんだか本当に愛の告白でもしているような気持ちになってきてしまった。




少し細めた優しい目で見つめてくれるジンさんが、本当に本当にカッコよくて、こんな自分が急にとても恥ずかしくなってしまった。




｢あ、あの、その、とにかく、ありがとうございます！撮影頑張りますっ、ちょ、ちょっと外の空気を……｣





ドキドキして、胸が苦しくなって
ジンさんから離れたくなって、店の外に飛び出した。

どうしたんだろ

なんでこんなに緊張するの？恥ずかしくてドキドキして、本当にジンさんの事が……






ダメダメ、本当に好きになっちゃうところだった！！




はぁ、すぅ、はぁ、と何度か深呼吸してみた。






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