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なんて
そうは思っても、ジミンさんが一人暮らしのウチに来るなんてそれはそれは、一大事なわけで、オッパとは違うんだし、そりゃ、なんとも思われてないだろうけど緊張はするわけで……
ソワソワソワソワ、一日中浮ついていたと思う。
『Aちゃん、なんか最近いい事あった?髪の毛切ったら綺麗になったし、活き活きしてキラキラだねー!デートしない?あ、彼氏できたの??』
なんて、先輩に言われたりして、調子にも乗ってしまう。先輩の言葉もどうせ冗談だろうけど。
なんだか、髪を切った頃から、確かに私の中で何かは変わったような気がする。
自分の気持ちや考えをちゃんと自分らしく自分で考えて、決めていると、思う。
少しづつ前向きに、自分らしくなってきてるんじゃないだろうか。
だから、変われた?のかも……
どこか、姉へのコンプレックスや申し訳ないような気持ちがあった私とは違って来ているような気がする。
ん?
姉への申し訳なさって、そう言えばなんなんだ?
今まで気にしていなかった姉への気持ちが、ちょっとづつ整理されてきたからなのか、客観的に見られるのか、変な感情に気がついた。
私、姉が言ってた言葉を思い出したんだ。
『Aは良いよね、私に、無いものばかりあって。』
そうか、私は姉と違う。
健康で生きていけるから、姉とは違う。
皆からチヤホヤされても、美しく生まれて育ってきた姉でも私を羨ましく思うこともあるんだ。
だから、申し訳ないと思って来たんだ。
だから、姉の代わりになろうと思って、姉みたいに今まで生きてきたのかな……私。
ただ、憧れていただけじゃなく。
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xxl(プロフ) - ちみみさん» コメント、とても嬉しいですー!励みになります♪♪ありがとうございます。今は友達限定作品は無いので是非ともパスワードでお楽しみください! (2020年3月9日 14時) (レス) id: db30250184 (このIDを非表示/違反報告)
ちみみ(プロフ) - どの作品もとても好きでお気に入り追加しました!よかったら、お友達お願いします! (2020年3月8日 14時) (レス) id: c451c798da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:xxl | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/daxlsw1/
作成日時:2019年11月11日 16時