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やっとその日がやってきた。
早くAちゃんに会いたいな、声だけじゃ物足りないなって思っていたから、仕事が楽しみで仕方なかった。
と思ったのに……
『Aは、居ないんですか?』
いるはずのAちゃんが居なくてガッカリだ。
『あ、今、足りなかったものを買いに行っていて。
すみません、なんか用事ありました?他に必要なものあれば電話かけますよ?』
あの時一緒だったAちゃんの先輩に聞いたら外に行っているらしい。
『あ、いや、頑張ってるかなーって思っただけで心配になっちゃって、戻ったら声掛けてください、妹みたいなもんだから、Aは、ハハハ、』
なんて誤魔化して。
『本当に可愛がってもらって羨ましいです〜何か用事があればすぐ言ってください!Aがなんでもやりますから!』
って。
あぁ、やっぱり、Aちゃんは、下っ端の下っ端なんだな。頑張れ。誰だよ、Aちゃんこき使ってんのは、誰だよ、用事言いつけたの。何買いに行ったのかな、なんて思ったりして。
なかなか会えないのに。この仕事の時間も延びればいいのに。Aちゃんのいない時間を返せ!
なんてな。
『他に誰か欲しいものなどあればすぐに言ってください!』
って他のメンバーにも言うあの先輩に、余計なことを、と思った。
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xxl(プロフ) - ちみみさん» コメント、とても嬉しいですー!励みになります♪♪ありがとうございます。今は友達限定作品は無いので是非ともパスワードでお楽しみください! (2020年3月9日 14時) (レス) id: db30250184 (このIDを非表示/違反報告)
ちみみ(プロフ) - どの作品もとても好きでお気に入り追加しました!よかったら、お友達お願いします! (2020年3月8日 14時) (レス) id: c451c798da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:xxl | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/daxlsw1/
作成日時:2019年11月11日 16時