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『ソラは、僕のことも大好きだったんだよ?知らないのかよ。』
「え?」
『いや、ちゃんとAは、成長してるし!ソラが大好きだった、シスコンだった、って気づいてるしソラとAは違うんだ。って分かってんだから、これからは自分の気持ちを大事にして、Aらしく行けばいいだけだろ。
AはAなんだから、さ』
わかっていたはずのこと、そうしなきゃ、って思っていたこと。でも出来なかったこと。
それが、ソクジンオッパに言って貰っただけで、よく分からないモノが、何か引っかかっていたモノが取れたような気がした。
みんなに可愛いね、と言われお姫様みたいに大切にされていたお姉ちゃん。
そんなお姉ちゃんとは正反対だから、憧れてお姉ちゃんみたいになりたくて、お姉ちゃんがいなくなれば、代わりに私がお姉ちゃんみたいにならなきゃ、って思い込んでしまって、いつまでもお姉ちゃんを目指していた。
でも、いいんだ。
私も変わりたい。変わらなきゃ。
自分らしさ、見つけたい。私のやりたいように思うようにやりたい、私は私になりたいんだ。
「私も、私らしくなりたい。」
口にしたらすぅっと胸が軽くなった気がした。
でも、私らしくってなんだ?
「私らしさってなんだろ?今更自分の個性なんて分からないし自分の気持ちって言われても分かんないかも。」
いつもお姉ちゃん好みのもの、お姉ちゃんならって考えて来たから……それが、私になっていた。
自分の好きな物、したいこと、よく考えたらわかんないな。
自分のことが自分でも分からないのに
自分らしさってなんなんだろう?
私の好きな物、好きな事
好きな人……
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xxl(プロフ) - ちみみさん» コメント、とても嬉しいですー!励みになります♪♪ありがとうございます。今は友達限定作品は無いので是非ともパスワードでお楽しみください! (2020年3月9日 14時) (レス) id: db30250184 (このIDを非表示/違反報告)
ちみみ(プロフ) - どの作品もとても好きでお気に入り追加しました!よかったら、お友達お願いします! (2020年3月8日 14時) (レス) id: c451c798da (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:xxl | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/daxlsw1/
作成日時:2019年11月11日 16時