HALLOWEEN《短編》

◯嫌？ ページ10

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「あ、じゃ、お疲れ様でしたっ、」




また今日もなんか避けられたというのか逃げられたような……

近くに行って目が合ってもすぐに逸らされどっか行っちゃう。
どう見ても俺だけに、なーんか冷たいように見えるのはなんでかな、嫌われてる！？
え、俺、なんかした？なんで？



そんな失礼なことなんかしてないはず。
Aさんが嫌がるようなことした？
わからん。どうしよう。



あれか？俺がAさんのこと可愛いとかセクシーとか好きかもとか、好きだとか、好きだって言ってるのバレてんの！？

まさか？

誰だバラしたの。メンバーみんな怪しい。




俺が好きだから誰も手を出すなとか言ったせいかな？嫌がらせに誰か俺の要らぬ情報をバラしてるとか？
いや、俺にそんな黒い部分は無い！はず……
決して俺にやましい部分など…ない、は、ず、







『あ、お疲れ様、Aさん、今日この後の打ち上げって…行く？』


「お疲れ様でした。はい、私たちは少し遅れると思いますが、ちゃんと出ます。」



なんか、打ち上げすら行きたくない感じ？顔がなんか嫌そうな顔。



そう思ったのに、俺の席から相当遠くの席で、意外と他のメンバーやスタッフさんにはニコニコして、楽しそうに飲み食いしてんじゃん、なんか、ちょっとムカつく。







しらーっと近くに行って、一緒に話に混ざろうとしたり。
食べ物とってあげてみたり、飲み物どう？なんてしてみても、遠慮？されてるのかな。

「あ、いやすみません、自分で。」って軽く断られ、
パパッと動いちゃったりしまいにはどこかに移動してるし、なんでだよ！




心が折れそうだ。







しかし、それはハロウィンの集まりの時だった。

そんな俺にもAさんに普通に対応してもらえるチャンスが来たようだ。









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