…紅 ページ32
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『ね、A!食べ物は何が好き?お酒飲めるの?甘いのと辛いのどっちが好き?奢るから何食べたい?いつ暇?今日は?これ終わったら何か用事あるの?夕飯行こ!?』
「はぁ。仕事終わったら一度お店に戻ります。その後オンニと夕飯食べに行く約束してるんで。すみません。また今度奢ってください。
でも、奢って貰えるならなんでも食べます!」
『え、じゃ、俺も混ぜてよ。ヌナとなら俺居てもいいでしょ?』
そう言ってメイクヌナを見る。
『ソヨンヌナ?俺も一緒にご飯行きたい。』
Aの先輩のソヨンヌナは、メイク担当のリーダーで、元々はAの店の先輩らしい。信頼できて腕のいいアシスタントとしてAを誘ったらしい。
そろそろAも俺らの専属のヘアメイクにならないかな……
何度も言ってるのにな。
で、ヌナに頼めばトントンとご飯に行くことが決まり、なんだ、もっと早く誘ってればよかったと思った。まぁ、忙しくてそんな時間もなかったけど。
明日は午後からだからゆっくりだし、いっぱいAの事、聞こうっと。
意外と知らないことだらけだもんな。
まぁ、ちょっとお邪魔なジミン&ジョングクが一緒なのはまあ、仕方ないけど。
いつかはAと二人でご飯……いやデートに誘うんだ!
その準備と思うとするかな。
『本当にあんた達が奢ってくれるのよね?私が奢ることにならないよね!?あんたらめっちゃ食べるでしょ?』
ちょっと疑ってるヌナに、そっと耳打ちした。
『ヌナ、僕の奢りだから。そのかわり、Aの事、色々聞き出してくださいね、俺、Aともっと仲良くなりたいから。』
『は?あぁー、そうなのね、じゃ、気持ちよく奢ってもらおうっと。ふふふふふ……』
チャキチャキで、サバサバなヌナが頼もしい。
まだ結婚してないから男関係、恋愛関係の方は頼りになるかどうかは分からないが。
ここは、ヌナにしか頼れないもんな。
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作者名:xxl | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/list/daxlsw1/
作成日時:2019年7月13日 21時