＊ ページ11
･
･
コンコンコンコンコンコンコンコン！！
ジミンの家の玄関は、ちゃんとノックしてるんだよね、いつも。
インターフォンは鳴らしたこと無かったけど。
そして、だいたい開いてるから、おばさんに声かけたら上がってしまう。
｢こんにちは！おばちゃん、ジミン帰ってる！？ちょっとお邪魔しまっす！｣
｢ハイハイ、Aちゃん、こんにちは、どうぞ。
ジミンなら部屋かな？｣
そんなおばさんの声も聞き流し、いつものように、ドタドタと階段を上がって、ジミンの部屋のドアを豪快に開け、入る。
バタンっ
｢ちょっとー！ジミンっ、聞いっ …ん？｣
バタバタ、バサッ
何やら慌てて片付けてる？隠した？
ジミン。
｢ちょっと、聞いてー！？ジミン。｣
なんか、まずい時に来たのか？
｢ノックってば！！ ノックは！？｣
ああ、忘れてました。そんなことよりテヒョンのことで頭がいっぱいだったし。
｢ああ、うん、次からする、ちゃんと。
それより聞いてくれー！ビックリしたの。あ、どうしよう、話すほどでもないのか？解決済だし、なんでジミンに言いに来ちゃったんだろ、そういや。｣
ひとりでドキドキしてるのが嫌だったから？
なんだろ、自慢しに来たのか？
よく分からなくなっちゃった。
何を話す？
なんか……恥ずかしくなって来たかも。
｢んーと、あ、やっぱりいいや。｣
なんで、ジミンに話そうとしたんだろうか。テヒョンからの告白は、誰にも話すことなく私の胸に留めておこう。
うん。
なぜか急にそう思った。
なんだか、言っちゃいけないのでは？とか、テヒョンの事を思うと、そんな気がしたから。
もしかしたら
自分が誰かにそんな風に見られるという事が嫌だったのか、知られたくなかったのか。
･
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 176人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
xxl(プロフ) - ちいこさん» コメントありがとうございます♪私も多分ちいこさんと同じような気持ちだと思います！それでも、あれはあれで良かったかなと思ったり、今となればいい思い出だなぁ、と感じてます。書ききれませんが本当にコメありがとうございます！(･∀･) (2020年11月9日 20時) (
レス) id: db30250184 (このIDを非表示/違反報告)
ちいこ(プロフ) - 青春ものの物語を読むと、若い頃もっと遊んでおけばよかったなと思う反面、またあの頃に戻りたいか？と聞かれたらそうでもなかったり。このお話は懐かしい気持ちになりました。そして、やっぱり学生時代に遊び、恋愛をしておけばよかったなーという気持ちになりました。 (2020年11月9日 16時) (レス) id: 330062b9a7 (このIDを非表示/違反報告)
xxl(プロフ) - anriさん» こちらこそ、そう思っていただけたら嬉しいです(●´ω`●)色んなことがありますが、いつもの小さな幸せに気づけたらなーと思いながら過ごしたいものです。コメほんとにありがとうございます！！ (2019年1月24日 11時) (レス) id: 2c1734d351 (このIDを非表示/違反報告)
anri(プロフ) - 読み終わったあとになんとも言えない気持ちで自分の今までを振り返りました。すごく共感するところが多くて、ほんとになんて言葉にしたらいいのかわかりません。とても素敵なお話をありがとうございます。とても心に響きました。 (2019年1月23日 23時) (レス) id: ef4a9463d5 (このIDを非表示/違反報告)
xxl(プロフ) - しゅかさん» こちらこそ読んでくれて嬉しいコメントまで、ありがとうございます！どの年代の人にも何かしら思うことがあり、何かしら心に残ってくれたらいいなと思っています。個人的にもお気に入りな作品なので本当にコメント嬉しいです！ありがとうございます♪(∩´∀`∩) (2019年1月23日 21時) (レス) id: 2c1734d351 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：xxl
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/personal.php?t=daxlsw
作成日時：2018年9月1日 8時
