旨い物は宵に 食え ��

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あ、いい事考えた。
ジャブジャブと、洗いつつ、キッチン用品や食べ物の日本語を質問する。



「コレは、なんでしょうか？」



『おさら？』




「コレは？」




『せっけん？』




「せんざい。ですね。」




あ、よく考えたら…キッチン用品とか覚える必要あるかな？





『いいね、こうして一緒にキッチン立って、ご飯作りつつも日本語のレッスン出来るとは。』





「なんか、どうでも良さそうな単語ばかりでしたね？んーと、他には…」





『どうでもいい単語でも知りたいよ？火をつけて野菜を炒めまーす。とかは？』




そっか、こういう、料理している動画を日本語で話しながら…って喜ばれそう！





「ひをつけて、やさいをいためまーす！です。」




あ、食べてるところも…




「ジンさん、今度、日本語で和食を作って食べてるところも、動画をあげてください！絶対に日本のファンは喜びます！」





『じゃ、次はAちゃんに和食を教わらないとね！約束ね。』





「はい、レシピ書いておきますね！」





『えー！作り方を目の前で見たいし、一緒に食べたいから、次はAちゃんちに招待してよ？僕だけでいいから。』




「あはは、そうですね、うちに全員は入らないですからね！」





『どこに住んでるの？』





「ここから結構近いですよ。こんなに広くないし、立派なところじゃないけど、キッチンが広くてお気に入りなんです。」





『今度、二人の一日オフが合ったら、朝からゆっくり作ろうよ！お菓子も習おうかな〜♪絶対にテヒョンには内緒だから！二人の秘密で。』






「あはは。」


何を言ってるんだろ。無理でしょ。二人でウチで？
なんか、ジンさんってば、私がドキドキするの、楽しんでるのかな？







『そだ、連絡するから、番号聞いてもいい？』




「へっ？」





『携帯電話の番号。』





「あ、え？あの…でも。」




『メッセージアプリは何使ってる？IDにしとく？』





本気で言っているんだろうか？
私に教えてもいいのかな？
ん？私のを教えるならいいのかな？


？よく分からないけど…





「あ、じゃあ 後で…」
『今、聞いておく！これ、蓋してから。ちょっと待ってよ！』





本当に連絡くれるのかな？？




バタバタと、戻ったジンさんは、携帯電話を手にしていた。




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