憧れ…からでした ① (ページ7)

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★子どもじゃないページ7

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中身は子どもみたいに可愛らしいけど
大人なんだよな。

ドアを開けた時に見てしまった彼女の姿が忘れられそうにない。

心配や怒りや興奮。
色んな気持ちでぐちゃぐちゃになる。

妹にこんな気持ちになるんだろうか。

「ごめんなさい、シャツ借りますね。ここで着替えて良いですか？」

『あ、ごめん。俺、外に出るね』

「大丈夫ですよ、後ろ向いててくれれば。」

『Aちゃん、そういうのがだめだって。もう少し危機感持とうよー』

「あ！ごめんなさい。そうですよね…」

『あ、ほら、なんての。一応さ俺も男だし。。。これからは誰だろうと気をつけて、疑ってよ？』

「ミンソク先輩だし。あ、ミンソク先輩なら。いや、えと…何言ってるんだろう。私」

なんだよそれー！！
そんな事、真っ赤な顔で言わないで欲しい。
ほんとに…危ない。

『俺は家族でも、女友達でもないからね。それはちゃんと覚えておいてよ？』

なんて、照れ隠しにふざけてみる。

けど

「そんな事、思ったこともないですよ。ただ…ミンソク先輩が居るって安心するな、って思っちゃって。でも、気をつけます！」

『うん、とにかく！
誰だろうと気をつけて。すごく警戒心を持って！』

『できるだけ、俺が守るけど。』

「え？はい。これからはもうすごく警戒心だらけで、絶対に誰の言うことも信じません！」

「ミンソク先輩以外は。」

『あはは俺は信用してくれる？
しかしまた極端だなーでも、そのくらいの方がいいかもね。』

〝Aちゃんは俺が守るけど。ね〟

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