憧れ…からでした ① (ページ49)

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高校春ページ49

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ミンソク先輩の進学準備も整い、後は引っ越し準備。となった。

卒業したら一人暮らしか…
すごいな、大人だなぁー
そして、離れちゃうのか…

『毎日一緒には居られないけど、電話は毎日するからね、週末には帰ってくるようにするし…』

春からの話をする度に目に涙がじわじわと浮かび何も言えなくなる。
離れたくないよー言葉には出来ないけど。

『俺が居ないからって、よそ見しないようにねー』

「先輩こそ！！大学にたくさん綺麗なお姉さんとかいる…ん、だ…きっと。。。っうっ！」

泣いちゃった。

『俺が好きなのはAちゃんだけだよ。綺麗なお姉さんとかタイプじゃないってば、興味無いし、Aちゃんの方が心配だよーまわりの男が放っておかないよなぁー』

「そんな事ない！私は今も地味に過ごしてます。
ミンソク先輩はずっと人気者だし、大学に行ったらさらに女の人が寄って来るんだ！絶対にヤキモチ妬く…私」

『Aちゃん、絶対に俺を信じてね。あと、我慢しないでなんでも話して。愚痴も不安な事も全部。誤解は無いようにしたいし、嘘も絶対につかない。』

『それから…俺んちに。。。泊まりに来てくれない？』

『あ、いつか、Aちゃんがその、えっと。来たくなったら！』

真っ赤なミンソク先輩。

「もちろん行きます！すぐにでも行きます！！通いつめるかも！は…無理だけど。お料理も勉強しなきゃ」

妄想が止まらない～！
憧れの彼氏のお部屋にお泊まり。って！！
はっ！

私…その覚悟はあるけど…も。
いや、その。。。

ミンソク先輩よりも赤くなったはずの私。

『うん、ゆっくりでいいからね？Aちゃんのペースで進もう。って初めから言ってるでしょ？軽い気持ちで来てね。期待せずに待ってるからね？』

優しい…ずっとそう言ってくれている先輩。
私だって、大丈夫なのに。覚悟してるんだから！

「ミンソク先輩！私だって春からは少しだけ大人ですから。お泊まり行く時には…期待してくださいね？いや、違うか…うんと、えっと。。。」

「その時は、ご指導よろしくお願いします！！」

やっぱり、なんか違う気がするよぅー

『アッハッハッハッハッ！！ありがとう、Aちゃんらしいな。期待してるから。
うん。楽しみにしてるからね…ありがとう。』

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